国連機関、西岸地区での「別の戦争」警告 | すずくるのお国のまもり

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お国の周りでは陸や海や空のみならず、宇宙やサイバー空間で軍事的動きが繰り広げられています。私たちが平和で豊かな暮らしを送るために政治や経済を知るのと同じように「軍事」について理解を深めることは大切なことです。ブログではそんな「軍事」の動きを追跡します。

◎国連機関、西岸地区での「別の戦争」警告 イスラエル軍が作戦拡大

 

 

(CNN) 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は26日までに、パレスチナ自治区の情勢に触れ、「ガザ地区で一つの戦争が荒れ狂い、ヨルダン川西岸地区でのもう一つの戦争は気づかれないでいる」との危機感を表明した。
 イスラエル軍の西岸地区での軍事作戦の拡大に絡め、破壊や移動上の制限、貧窮に直面した「住民は恐怖や疑心、不安にさいなまれる悪循環に突き落とされている」と主張。家族などの分離や孤立も進んでいるとした。
 イスラエル軍は先週、西岸地区ジェニンで2日間にわたる軍事作戦を開始。地元当局によると、子ども4人を含む住民ら12人が殺害された。犠牲者のうちの2人は医者と教師だったという。
 西岸地区ではガザで昨年10月7日に戦闘が始まって以降、イスラエル軍と住民との間の衝突も目立ち始めていた。西岸のラマラに拠点があるパレスチナ自治政府の保健省は、同日以降にイスラエル兵士やユダヤ人入植者によって殺害されたパレスチナ人は少なくとも518人とみている。子ども129人が含まれている。