日本製鋼所が陸自次世代装甲車「AMV」を納入 | すずくるのお国のまもり

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◎日本製鋼所が陸自次世代装甲車「AMV」を納入、防衛省と契約締結

 

 

■2025年度納入予定
 日本製鋼所<5631>(東証プライム)は5月8日、防衛省向け「装輪装甲車(人員輸送型)AMV」26両の納入契約を締結したと発表。AMVは、陸上自衛隊96式装輪装甲車の後継として選定された車両で、高い機動性と防御力を備えている。同社は、フィンランドのパトリア社と協力してAMVを開発し、室蘭製造拠点で生産する。防衛省への納入は2024年度末を予定している。
■国産生産で調達、96式装甲車の後継に
 AMVの調達は、国産装備品の調達推進や防衛産業基盤の強化を目的とした防衛省の方針に基づいている。日本製鋼所は、AMVの生産を通じて、陸上自衛隊の装備近代化に貢献するとともに、日本の防衛産業の技術力向上に寄与していくとしている。
 同社は、これまでにも陸上自衛隊向けに装甲戦闘車両や架橋車を納入しており、長年にわたって陸上自衛隊の装備近代化に貢献してきた。AMVの納入契約締結は、同社の陸上自衛隊向けの事業拡大にとって大きな成果となる。今後も陸上自衛隊のニーズに合致した高性能な装甲車を開発・生産し、日本の安全保障に貢献していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)