台湾次期政権の閣僚人事 | すずくるのお国のまもり

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◎台湾次期政権の閣僚人事 外相は林佳竜氏 蔡英文路線を継続

 

 

 5月20日に台湾の総統に就任する頼清徳副総統は25日、新政権で外交・安全保障分野を担う閣僚人事を発表した。外交部長(外相)には、林佳竜(りんかりゅう)・総統府秘書長(官房長官)、安保政策を担当する国家安全会議の実質トップである秘書長には呉釗燮(ごしょうしょう)外交部長がそれぞれ就く。現在の蔡英文政権中枢からの起用が多く、蔡氏の「現状維持」路線継承を掲げる頼氏の方針を反映した形だ。
 頼氏は記者会見で、国際情勢が厳しさを増す中で、継ぎ目のない政権移行の必要性を指摘。専門知識を持ち、これまでの政権で一緒に仕事をした経験のある人物を選んだと説明した。
 国防部長(国防相)には弁護士出身の顧立雄(こりつゆう)・国家安全会議秘書長、対中交渉の窓口となる海峡交流基金会トップの理事長には鄭文燦(ていぶんさん)・行政院副院長(副首相)をそれぞれあてる。総統府秘書長には南部・屏東(へいとう)県長を務めた潘孟安(はんもうあん)氏が就任する。潘氏は1月の総統選で頼氏の選挙対策本部総幹事を務めた。【台北・林哲平】