◎南シナ海、日本は「優遇」でフィリピン支援 日米比で初の合同訓練
フィリピンのドゥテルテ前大統領が在任中に、南シナ海の領有権問題で中国に譲歩する「密約」を結んでいた疑いが明らかになり、国民の間で反発が広がっている。日本にとって南シナ海は、輸入する原油などが通過する重要なシーレーンだ。さらに同海での中国の動きは、東シナ海における日中の対立にも波及する恐れがある。日本政府は近年、南シナ海問題への関与も強めてきた。
2022年にフィリピンで発足したマルコス政権は、中国との関係見直し、日米など「同志国」との関係強化を打ち出した。日本もフィリピンを優遇する姿勢を鮮明にしている。