陸上自衛隊、民間委託できる業務を拡大へ | すずくるのお国のまもり

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◎陸上自衛隊、民間委託できる業務を拡大へ 専門部署を設置

 

 

 陸上自衛隊は、民間委託が可能な業務の洗い出しや効果の検証などに取り組む「民間力活用推進班」を陸上幕僚監部内に発足させ、29日に東京都新宿区の防衛省で記念行事を開いた。
 全国の駐屯地などで自衛官が担っている業務を見直して民間委託を拡大させ、第一線部隊など優先度の高い分野に配置するのが狙い。こうした取り組みを担当する部署の新設は防衛省・自衛隊で初めてという。
 同班は21日、平塚広行1等陸佐を班長に6人態勢で活動を開始。2024年度は受け付け案内や物品の在庫管理、装備品の整備などで民間委託を検討している。
 記念行事には、陸自トップの森下泰臣陸上幕僚長ら幹部約200人が出席した。松本尚防衛政務官が「我が国が深刻な人手不足社会を迎えるなか、防衛力を持続性のあるものとし続けるためには、民間力の活用を含む合理化の促進が極めて重要な取り組みだ」などと訓示。班名が記された看板を平塚1佐に手渡した。【松浦吉剛】