米空軍省、巨大ロケットで自然環境への影響を調査 | すずくるのお国のまもり

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お国の周りでは陸や海や空のみならず、宇宙やサイバー空間で軍事的動きが繰り広げられています。私たちが平和で豊かな暮らしを送るために政治や経済を知るのと同じように「軍事」について理解を深めることは大切なことです。ブログではそんな「軍事」の動きを追跡します。

◎巨大ロケット「スターシップ」発射で自然環境への影響を調査–米空軍省

 

 

 Space Exploration Technologies(SpaceX)の巨大ロケット「Starship」を米フロリダ州にあるケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げるため、米宇宙軍を管轄する米空軍省(Department of the Air Force:DAF)が環境影響評価(Environmental Impact Statement:EIS、環境アセスメント)を作成する。
 公開されたウェブサイトによれば、ケープカナベラル宇宙軍基地の発射施設「SLC-37」をStarshipの打ち上げ施設にするために調査する。「SLC-50」と呼ばれる新たな発射施設の建設も検討されている。発射施設を建設しないという選択肢も用意されている。
 サイト上の情報によれば、EISの草案は12月に公表され、パブリックコメントが募集される。2025年9月には3つの草案のうちのどれを優先代替案とするかを決定し、1カ月後に正式に発表される。
 SpaceXは現在、テキサス州南部の「Starbase」にStarshipの発射台を所有している。SpaceXを率いるElon Musk氏は2024年1月、Starbaseに2つ目の発射台を建設する予定だと述べた。SpaceXはフロリダ州のケネディ宇宙センターの第39A発射施設にもStarshipの発射台を建設している。