◎ウクライナと中国が1年ぶり外相会談 「平和の回復」を協議
ウクライナ外務省は17日、クレバ外相と中国の王毅共産党政治局員兼外相がドイツで開催中のミュンヘン安全保障会議に合わせて会談したと明らかにした。両者の会談は1年ぶり。同省によると「ウクライナでの公正で恒久的な平和回復の必要性」などについて協議し、対話の継続で一致したという。
また、王氏は17日のミュンヘン安全保障会議での演説で、ウクライナでの戦争について「中国は和平交渉を推進し、平和回復に積極的な役割を果たす」と従来の立場を強調。一方で、中露関係について「世界の戦略的な安定に資する」と主張し、今後も連携を強化する姿勢を示した。【北京・河津啓介】