防衛懇話会主催:韓国軍事視察で案内人を務める | すずくるのお国のまもり

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お国の周りでは陸や海や空のみならず、宇宙やサイバー空間で軍事的動きが繰り広げられています。私たちが平和で豊かな暮らしを送るために政治や経済を知るのと同じように「軍事」について理解を深めることは大切なことです。ブログではそんな「軍事」の動きを追跡します。

◎防衛懇話会「韓国軍事視察」で案内人を務めました。

 

 10月18日~21日まで、防衛懇話主催で「韓国軍事視察」が行われ案内人を務めました。

〇KADEX2024のHPに韓国国防外交協会との交流会様子が掲載されています。

 

 

〇概 要

 ソウルに到着するや国立墓地を訪問し、国のために殉職した兵士たちの追悼の在り方を確認しました。その後、ソウルタワーに登ってソウル市街地を展望。2022年の北朝鮮軍の無人機侵入事件に触れながら、北朝鮮軍の南進作戦と首都防衛の難しさを再確認しました。
 次の日は、在韓国日本大使館で兵頭防衛駐在官から朝鮮半島情勢に関するブリーフィングを受け、午後からADEX2023(航空宇宙防衛産業展)を研修しました。ADEXには、米軍がU-2 高高度偵察機、F-22戦闘機やEA-18G電子攻撃機など、多彩な航空機を展示しました。また、B-52 戦略爆撃機が飛来し、日米韓の共同訓練が半島南部で行われるなど、単なる防衛装備の展示会でなく、対北抑止態勢を誇示するイベントとなりました。
 3日目の鐵原DMZの訪問では、北朝鮮が浸透作戦のために掘った第2トンネル内を実施に歩きました。韓国訪問前に、ハマスがイスラエル住民を虐殺するという事件が起き、イスラエル軍がトンネルを利用したハマスとどのような戦闘を繰り広げるのか、注目された時期でした。
 最終日は、3人の大統領を輩出した陸軍士官学校を訪問し、日韓の不幸な歴史を乗り越え、国家の安全のために尽くした軍人大統領の思考の原点に触れました。そして、ツアーの最後は、国立航空博物館において韓国の航空産業の現在・過去・未来を概観してツアーを終わりました。このツアーは、訪問地以上に、上空で米韓連合軍が力を誇示する中での訪問となり、南北対峙の感じることができました。