朝鮮人民軍創建76周年に際して社説発表 | すずくるのお国のまもり

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お国の周りでは陸や海や空のみならず、宇宙やサイバー空間で軍事的動きが繰り広げられています。私たちが平和で豊かな暮らしを送るために政治や経済を知るのと同じように「軍事」について理解を深めることは大切なことです。ブログではそんな「軍事」の動きを追跡します。

◎朝鮮人民軍創建76周年に際して社説発表 各紙

 

 

【平壌2月8日発朝鮮中央通信】8日付の中央各紙は朝鮮人民軍創建76周年に際して社説を掲載した。
 各紙は、チュチェ37(1948)年2月8日は朝鮮革命武力建設史と祖国の歴史に重要な里程標を記した画期的な日であると明らかにした。
「労働新聞」は、歴史のこの日があってわが共和国は自らのしっかりした武力的保証を持った尊厳ある国に堂々と登場するようになったし、わが人民は強力な銃剣に頼って革命と建設を力強く前進させてくることができたとし、次のように強調した。
 強大なわが国家の姿は百戦百勝のわが軍隊の姿に映っており、わが人民があがった尊厳の絶頂では人民軍将兵の名が輝いている。
 主体的建軍史の節目ごとには朝鮮革命がどんな力で前進し、わが国家が何によって不敗であり、われわれの未来がいかに建設されるのかに対する最もリアルな答えが記されている。
 創軍の初期からわが軍隊が党と運命を共にし、国家と人民のための闘争戦域ごとでいつも本然の使命に限りなく忠実であったので、われわれの富強な祖国建設史は伝説的な奇跡と偉大な勝利でつづられたし、わが人民が信念で思い描いていた理想が目の前の現実となった。
 英雄的朝鮮人民軍はこんにち、敬愛する金正恩総書記の卓越した軍事思想と非凡な指導によってその発展の最盛期を開いている。
「民主朝鮮」紙は、天下第一の名将である敬愛する金正恩総書記の指導を受ける不敗の革命的武装力がある限り、わが共和国は限りなく強大であり、隆盛・繁栄するであろうと強調した。---

 

◎建軍節76周年を迎えた北朝鮮、「国家の尊厳を少しでも傷つければ焦土化」

 

 

 北朝鮮が朝鮮人民軍創建(建軍節・2月8日)76周年を迎えた8日、自国の軍隊が圧倒的軍事力を備えたと自評し、万全の戦闘態勢を整えることを軍に促した。
 労働党機関紙の労働新聞はこの日、2面の社説で「我々の革命的武装力はあらゆる帝国主義者の戦争策動を確実に抑制し、統制できる恐るべき攻撃力、圧倒的軍事力を備えている」と主張した。また「敵対勢力が望むいかなる戦争方式にも全て対応することができ、断固として制圧・粉砕できるように戦争遂行能力を不断に更新し完備しなければならない」と強調した。また「透徹した主敵観と敵対的意志を備え、命令さえ受ければ断固として無慈悲な打撃で敵対勢力に想像できない敗北を与える万端の戦闘動員態勢を整えなければならない」と促した。
 この日の3面記事では「万一、敵対勢力が命より大切なわが国と人民の尊厳を少しでも傷つけようとするなら、想像できない超強力打撃で挑発の本拠地を跡形もなく焦土化してしまおうとするのが人民軍隊の確固不動の意志」と脅かした。
 この他にも新聞は建軍節慶祝青年中央芸術宣伝隊の公演『首領よ、命令のみ下されよ』が7日、青年中央会館で行われた事実も報じた。
 2月8日は1948年、平壌(ピョンヤン)駅前広場で、北朝鮮正規軍である朝鮮人民軍の創軍式が行われた日だ。北朝鮮は1978年から人民軍創建日を抗日遊撃隊(パルチザン)創建日の1932年4月25日に変更して記念したが、2018年から記念日の日付を元々の日付に変更した。北朝鮮は5・10年単位で記念する整週年を重視するだけに、整週年ではない今年は閲兵式(軍事パレード)準備などの動向が韓国軍当局に捉えられていない。