金正恩総書記が南浦造船所を現地指導 | すずくるのお国のまもり

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◎金正恩総書記が南浦造船所を現地指導

 

 

【平壌2月2日発朝鮮中央通信】朝鮮労働党総書記で朝鮮民主主義人民共和国国務委員長である敬愛する金正恩同志が、南浦造船所を現地で指導した。
 朝鮮労働党中央委員会の幹部である趙甬元、李日煥、趙春龍、朴正天、全賢哲、呉秀容、金正植の各氏と朝鮮人民軍海軍司令官である金明食海軍大将が同行した。
 敬愛する金正恩総書記を現地で造船所の責任活動家たちが迎えた。
 敬愛する金正恩総書記は、複数の生産工程と造船現場を見て回りながら、造船所の全般実態と技術装備水準を具体的に調べた。
 敬愛する金正恩総書記は、造船所の誇らしい発展道程には金日成主席と金正日国防委員長の不滅の指導業績が胸熱く刻み込まれていると言い、造船所がこれまで多くの戦闘艦船と大型貨物船、浚渫(しゅんせつ)船、漁船をはじめ各種の船舶を建造して国の海上主権を防衛し、海上運輸と水産業を発展させることに大きく寄与したと述べた。
 そして、党の軍需工業政策と船舶工業政策を貫徹するための長きにわたる実践闘争の中で屈指の造船拠点に成長し、強化されてきた貴い歴史と伝統が変わることなく継承されなければならないと強調した。
 敬愛する金正恩総書記は、南浦造船所は国の船舶工業発展と海軍武力強化において大きな重任を負っていると述べ、造船所に船舶工業の新時代を開いていく革命的闘争方針を示した。
 金正恩総書記は、こんにち、国の海上主権をしっかり防衛し、戦争準備を進める上で海軍武力の強化が最も重大な問題として提起されると言い、これは船舶工業部門が新たな飛躍的発展を成し遂げ、自らの物質的・技術的土台を強化することを求めている、国の船舶工業を新世紀の要求に即して近代化するのはわが党の国防・経済建設路線貫徹の重要な保証に、前提条件になると述べた。
 金正恩総書記は、船舶工業の画期的な発展を志向した党の新しい方針貫徹において国の頼もしい大規模の軍需造船拠点であり、自力更生の立派な歴史を誇るここの造船所が当然モデルになり、牽引(けんいん)機的役割を果たさなければならないと強調した。
 金正恩総書記は、造船所で造船工程の近代化を積極的に促し、発展する現実的要求に即して生産文化、生活文化を確立するための活動に引き続き力を入れ、従業員の物質・文化生活条件を絶えず改善し、向上させることを強調した。
 敬愛する金正恩総書記は、第8回党大会が決定、手配した各種の艦船の建造実態と新しい膨大な計画の準備状況に関する詳細な報告を受けた。
 金正恩総書記は、建造技術、設計、能力補強問題と資材、連携生産品の保障問題など現行実態を調べ、提起される諸問題を正しながら計画された造船を頑強に推し進めて5カ年計画期間内に無条件に実行することを指示した。
 敬愛する金正恩総書記は、展望的な船舶工業発展を強力に促すための重大な要求に即して造船所の物質的・技術的土台をより一層強化するための方向を示しながら重要措置を取った。
 敬愛する金正恩総書記は、革命の各年代に確たる決死貫徹の精神と自力更生の闘争気風を強く発揮して党の国防・経済政策を忠実に支えてきた立派な闘争伝統を有している造船所の党員と労働者が主体的海軍武力強化の新しい全盛期を開いていこうとするわが党の構想を最先頭に立って必ず、徹底的に貫徹していかなければならないと再度懇ろに強調した。
 そして、造船所の労働者たちが党と革命に対する限りない忠実さと愛国心を刻み付けて無視できない実力と頑強な実践力を百倍にして、わが党が目標を立て、決定した重要戦闘艦船を世界的水準で立派に建造するとの期待を表明した。
 南浦造船所の全ての党員と勤労者は、国の船舶工業と主体的海軍武力強化・発展のための荘厳な闘いの前衛に自分らを押し立て、新しい信念と勇気を与えた金正恩総書記の大いなる信頼を血潮たぎる心ごとに刻み付け、党中央が明示した新時代の船舶工業発展方針を決死の覚悟で貫徹する道で中核的・先鋒的役割を果たしていくという忠誠の決意に満ちていた。---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎金正恩委員長、軍艦造船所を訪問…「戦争準備に海軍強化が重大」

 

 

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が南浦(ナムポ)造船所を訪問し、軍艦建造実態を点検した。
 2日の朝鮮中央放送によると、金委員長は南浦造船所で「国の海上主権を堅固に保衛し、戦争の準備を進めるうえで海軍武力強化が最も重大な問題」と話した。
 続いて「これは船舶工業部門が新しい飛躍的発展を遂げて、自らの物質・技術的土台を強化することを要求している」とし「国の船舶工業を新世紀の要求に合わせて現代化することは、わが党の国防経済建設路線貫徹の重要な担保」と強調した。
 放送は、金委員長が「労働党第8回大会が決定した各種艦船の建造実態と新しい膨大な計画事業の準備」に関する報告を受け、「計画された船舶建造事業を確実に進め、5カ年計画期間内に無条件に執行する」ことを指示した、と伝えた。
 そして「国の信頼できる大規模な軍需船舶建造基地」である南浦造船所が「わが党が目標にした重要戦闘艦船を世界的レベルに立派に建造するという期待」を表明したと伝えた。
 西海(ソヘ、黄海)と接する北朝鮮平安南道(ピョンアンナムド)南浦造船所は、過去に潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の水中発射試験に使用するバージ船を建造する活動が確認された場所だ。
 北朝鮮は2021年1月の第8回党大会当時、国防力発展5カ年計画と5大課題を発表し、船舶関連の課題として「原子力潜水艦と水中発射核戦略武器の保有」を挙げた。
 金委員長が南浦造船所を訪問して第8回党大会の内容に言及した点からみて、これまで北朝鮮の潜水艦活動の拠点と見なされていた東海(トンヘ、日本名・日本海)側の新浦(シンポ)だけでなく南浦でも関連作業が行われているのではという推測も出ている。
 この日、金委員長の日程には党中央委員会幹部の趙甬元(チョ・ヨンウォン)氏、李日煥(イ・イルファン)氏、趙春龍(チョ・チュンリョン)氏、朴正天(パク・ジョンチョン)氏、全賢哲(チョン・ヒョンチョル)氏、呉秀容(オ・スヨン)氏、金正植(キム・ジョンシク)氏、人民軍海軍司令官の金明植(キム・ミョンシク)氏らが同行した。