米海軍第7艦隊の修理、日本企業に委託へ | すずくるのお国のまもり

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お国の周りでは陸や海や空のみならず、宇宙やサイバー空間で軍事的動きが繰り広げられています。私たちが平和で豊かな暮らしを送るために政治や経済を知るのと同じように「軍事」について理解を深めることは大切なことです。ブログではそんな「軍事」の動きを追跡します。

◎米海軍第7艦隊の修理、日本企業に委託へ…揚陸艦「ニューオーリンズ」で月内に開始

 

 

 ラーム・エマニュエル駐日米大使は19日、米海軍艦船の大規模修理を日本の民間会社に委託するために、日米で作業部会を発足させたことを明らかにした。対象は、米海軍横須賀基地(神奈川県)に司令部を置く第7艦隊所属の艦船。従来は米本土の造船所で対応してきたが、派遣先の日本でも修理ができるようにすることで、日米による抑止力を高める狙いがある。
 19日、同基地を訪れたエマニュエル氏が公表。「第7艦隊の艦船を常に稼働可能な状態にしておくことが重要だ。日本と米国が能力を発揮し、自由で開かれたインド太平洋のために貢献できることを願う」と強調した。
 最初の修理は佐世保基地(長崎県)に配備されている揚陸艦「ニューオーリンズ」(満載排水量2万5000トン)で、1月末までに開始するという。

 

◎米海軍横須賀基地で駐日米国大使が言及「艦船の修理を日本で」

 

 

 アメリカ海軍横須賀基地で新年の式典が行われ駐日大使が登壇し、艦船の修理を日本で行えるための協議会を立ち上げることに言及しました。
 あいさつのため登壇したラーム・エマニュエル駐日アメリカ大使は、2021年12月から現在の職に就いていて、駐日アメリカ大使が艦船修理廠の式典に登壇するのは今回が初めてです。
 従業員およそ2000人に向け訓示したエマニュエル駐日米国大使は、「今回、日本と両政府間で、艦船の修理を日本で行えるよう協議会を立ち上げることを決めた」と話しました。
 この協議会は、これまでアメリカ本国でしか行っていなかった艦船の修理を日本でも行えるようにするもので、「日本で修理ができることはこの地域の抑止力を高める」と強調しました。
「今 日本はこのアジア地域の脅威と同じペースで大きく変わっている。だからアメリカも日本と同じように、歩みをそろえなければならない」