◎ウクライナ人捕虜200人以上に長期刑 ロシア

 

 

【1月15日 AFP】ロシア連邦捜査委員会(Investigative Committee)は15日、ウクライナ人捕虜200人以上に対し、終身刑を含む長期刑を言い渡したと発表した。
 同委員会のアレクサンドル・バストリキン(Alexander Bastrykin)委員長は国営ロシア通信(RIA)のインタビューで、「200人以上のウクライナ軍関係者が、民間人殺害や捕虜虐待の罪で長期刑の実刑判決を受けている」と述べた。
 ロシアが拘束しているウクライナ人捕虜の総数は不明だが、数千人単位とみられており、多くは2022年にロシア軍がウクライナ南東部の港湾都市マリウポリ(Mariupol)を包囲した際に連行された。
 ウクライナ政府や国際人権団体は、ロシアによるウクライナ人捕虜の裁判は違法だと非難している。
 ウクライナ人捕虜の一部はロシアに連行されたが、多くはロシア占領下のウクライナ東部で拘束されている。バストリキン氏は、捕虜らがどちらの国内で裁判を受けたのか明らかにしなかった。
 だが、ロシア国営テレビRTは捜査委関係者の話として、242人がロシア占領下のウクライナで判決を受けたと伝えた。(c)AFP