◎自衛隊5900人態勢に 珠洲・七尾で入浴支援開始 能登半島地震
木原稔防衛相は7日の記者会見で、石川県能登地方を震源とした地震への対応を巡り、現地で活動する自衛隊の人員を約500人増強して約5900人態勢にすると発表した。陸上自衛隊は同日までに同県珠洲市と七尾市で、臨時の浴場を設置し、被災者への入浴支援を開始。増員によって物資輸送や被災者生活支援などに力を入れる。
この日は会見に先立ち、陸自第1空挺(くうてい)団による新年恒例の「降下訓練始め」が陸自習志野演習場(千葉県船橋市、八千代市)で実施され、木原氏も視察した。地震への大規模な災害派遣が続く中、訓練に多数のヘリを動員したことについて、木原氏は会見で「対処力および抑止力を強化するため、必要な訓練を行わないといけない。(災害派遣には)航空機等30機を使用し、最適な数の航空機を投入できている」と述べ、問題はないとの認識を示した。【源馬のぞみ】
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