◎F16、来春にもウクライナへ ロシア、港湾部にドローン攻撃
【ベルリン時事】オースティン米国防長官は11日、ロシアの侵攻が続くウクライナに米国製F16戦闘機が供与される時期について「最も早くて来春だ」と述べた。既にF16供与を決定しているデンマークのポールセン国防相は同日、地元メディアに対し、第1弾として来年3~4月に6機を引き渡す考えを明らかにした。
ベルギーのデクロー首相も11日、同国を訪問したウクライナのゼレンスキー大統領との共同記者会見で「2025年以降、F16を供与する準備がある」と発表した。ゼレンスキー氏は「力強い一歩だ」と述べ、謝意を示した。
これまでにオランダとノルウェーも、ウクライナにF16を提供する方針を決定。支援国で操縦士の訓練が始まっている。
一方、ロシア軍は11日夜から12日未明にかけて、ウクライナにドローン攻撃を加えた。ウクライナ空軍によれば、夜間に33機の攻撃ドローンが飛来し、このうち28機を撃墜した。