◎空母「山東」の航行確認 4月以来、艦載機発着艦も
防衛省統合幕僚監部は13日、中国海軍の空母「山東」など計6隻が沖縄県宮古島から南に約650キロを航行し、付近海域で艦載の戦闘機とヘリコプターが山東で発着艦するのを確認したと発表した。防衛省が山東の航行を確認し、公表するのは今年4月以来。
防衛省によると、6隻の航行を確認したのは13日午前8時ごろ。山東のほかに、ミサイル駆逐艦とフリゲート艦が2隻ずつ、補給艦1隻が一緒だった。海上自衛隊の護衛艦「ありあけ」が警戒に当たった。
◎中国海軍艦艇の動向について
海上自衛隊は、令和5年9月13日(水)午前8時頃、中国海軍クズネツォフ級空母「山東」1隻(艦番号「17」)、ジャンカイⅡ級フリゲート2隻(艦番号「500」及び「536」)、ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦2隻(艦番号「164」及び「1
73」)及びフユ級高速戦闘支援艦1隻(艦番号「905」)の計6隻が、宮古島(沖縄県)の南約650kmの海域において航行していることを確認した。
また、同日、中国海軍クズネツォフ級空母「山東」の艦載戦闘機及び艦載ヘリの発着艦を確認した。
防衛省・自衛隊は、海上自衛隊第5護衛隊所属「ありあけ」(佐世保)により、警戒監視・情報収集を行った。