金正恩総書記が中国の党および政府代表団に接見し、宴会に招待 | すずくるのお国のまもり

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お国の周りでは陸や海や空のみならず、宇宙やサイバー空間で軍事的動きが繰り広げられています。私たちが平和で豊かな暮らしを送るために政治や経済を知るのと同じように「軍事」について理解を深めることは大切なことです。ブログではそんな「軍事」の動きを追跡します。

◎金正恩総書記が中国の党および政府代表団に接見し、宴会に招待

 

 

【平壌7月29日発朝鮮中央通信】朝鮮労働党総書記で朝鮮民主主義人民共和国国務委員長である敬愛する金正恩同志が7月28日、中国共産党中央委員会政治局委員で中華人民共和国全国人民代表大会常務委員会副委員長である李鴻忠同志を団長とする中華人民共和国党および政府代表団に接見した。
 敬愛する金正恩総書記は、代表団員を温かく迎えて一行と共に意義深い記念写真を撮った。
 金正恩総書記は、代表団員と温かい雰囲気の中で談話した。
 金正恩総書記は、尊敬する習近平同志が朝中共同の勝利を記念する意義深い行事に党および政府代表団を派遣し、立派な祝福がこもった親書を送ってくれたことに重ねて謝意を示し、われわれの革命戦争を血潮でもって支援し、わが党と人民の正義の偉業を変わることなく支持、声援している中国共産党と中華人民共和国政府、全ての中国人民に心からの感謝を贈った。
 金正恩総書記は、わが祖国の最も厳しい時期にわが軍隊と同じ塹壕で犠牲的に戦いながら、不屈の反帝革命精神と革命的団結で勝利を収める立派な伝統をもたらした中国人民志願軍将兵の戦闘的偉勲と歴史的貢献をわが人民は永遠に記憶し、称揚するであろうと述べた。
 金正恩総書記は、中国の党と政府が中国特色の社会主義現代化国家を全面的に建設する新しい道程で世界が注目に値する成果を収めており、また日ごとに中華人民共和国の国際的地位が高まっていることについて喜ばしく思うと述べ、兄弟の中国人民が習近平同志の賢明な指導に従って中華民族の偉大な繁栄の夢を必ず実現するとの確信を表明した。
 談話を通じて、朝中両国が社会主義建設を力強く促しながら、緊密な戦略・戦術的協同を通じて複雑多端な国際情勢に主動的に対処していき、親善と同志的協調を新しい高い段階へ絶えず昇華、発展させていこうとする両党、両国政府の立場が再確認された。
 金正恩総書記は、中国代表団員を宴会に招待した。
 朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会委員である趙甬元,崔龍海の両氏と党中央委員会の李日煥、呉秀容の両書記、崔善姫外相、党中央委員会の金成男部長、党中央委員会の金與正副部長、関係部門の活動家が意義深い席を共にした。
 宴会では、金與正副部長と李鴻忠副委員長の演説があった。
 宴会は終始、温かい同志的友誼と親善の情が溢れる和気あいあいとした雰囲気で行われた。---

 

 

◎中朝関係「新たな高み」に発展へ、金正恩氏が中国代表と面会

 

 

[ソウル 29日 ロイター] - 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は28日、朝鮮戦争休戦70年に合わせて訪朝した李鴻忠・中国共産党政治局員ら中国代表団と面会し、両国関係を「新たな高み」に発展させる方針を示した。
 北朝鮮国営の朝鮮中央通信社(KCNA)が29日報じた。中国の代表団が訪朝するのは新型コロナウイルス流行後初めて。
 KCNAは「協議では、両国の党・政府が複雑な国際情勢に自らの意思で対処し、友好・同志の協力関係を新たな高い段階に安定的に発展させる立場を再確認した」と伝えた。

 

◎金正恩・習近平「朝中、新たに高い段階にアップグレード」

 北朝鮮と中国が韓国戦争(朝鮮戦争)停戦70周年を記念する中国党政代表団の訪朝を契機に両国関係を新たに高い段階へと発展させることで合意した。28日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が李鴻忠・政治局委員を団長とする中国の党および政府の代表団に会って「朝中両国が新たに高い段階へ絶えず昇華発展させる立場が再確認された」と話したと労働新聞が29日、報じた。金委員長は会談で「緊密な戦略的・戦術的協同を通じて複雑多端な国際情勢に主動的に対処することにした」とし、全面的な協力強化を予告した。
 中国の党機関紙「人民日報」も29日、「北朝鮮は中国と伝統的な友情を厚くし、交流と協力を強化して、中朝関係をさらに高い段階に向かって追求することを望む」と報じて呼応した。同紙は「習近平総書記が親書で70年前に中国軍と北朝鮮軍が共に抗美援朝(韓国戦争の中国式名称で、米国に対抗して北朝鮮を助けたとするもの)で偉大な勝利を収め、血で偉大な戦闘友誼を結んだと指摘した」と強調した。
 新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)以降、3年ぶりに北朝鮮を初めて訪問した中国代表団は10年前の60周年と違い、党対党の関係を誇示した。まず団長は党序列24位圏である政治局委員の李鴻忠・全人代常務委員会副委員長が務めた。序列205人の中央委員級では劉俊臣・全人代副秘書を派遣した。党対党の関係を主管する対外連絡部は郭業洲・副部長を、国家対国家関係を引き受ける外交部は孫衛東・副部長を派遣した。国境を接する遼寧省は靳国衛・副省長を派遣した。靳副省長は今年3月には韓国を訪れて姉妹血縁を結んだ京畿道(キョンギド)のヨム・テヨン経済副知事と会見を行った。
 2013年は違った。中国共産党中央対外連絡部の報道官が今年の代表団派遣を発表したこととは違い、同じ10年前政治局員だった李源潮・国家副主席の訪朝は中国外交部報道官が発表した。当時中国は2013年2月12日に北朝鮮の3回目の核実験、3月11日停戦協定の無効化を宣言した北朝鮮と国家対国家の正常関係化を推進した。
 その後、朝中血盟関係の復元は米中戦略競争の激化と軌道を一つにしている。香港インターネットメディア「香港01」は、2017年第19回党大会以降、習主席の特使である中央対外連絡部の宋涛・部長を派遣してから2018年金委員長の3回訪中と2019年1月再度訪中、6月の習主席の平壌(ピョンヤン)訪問を経て朝中血盟が全面的に復元されたと指摘した。
 血盟関係の復元を象徴するように、29日の帰国に先立ち最後の日程で金日成(キム・イルソン)の生家である万景台(マンギョンデ)を訪問した李政治局委員は「朝鮮人民の偉大な首領で中国人民の親しい友である金日成主席が懐かしいです」と芳名録に書いたと北朝鮮朝鮮中央通信が報道した。朝中は今年9月9日北朝鮮政権創建75周年、9月中国の杭州アジア競技大会を契機に高官交流を継続する見通しだ。