◎偉大な指導で輝く国家宇宙開発局の誇らしい発展史
【平壌4月1日発朝鮮中央通信】国家宇宙開発局が、創立10周年を迎えた。
チュチェ102(2013)年4月1日に創立された国家宇宙開発局は、宇宙開発計画を作成し、その実行を統一的に指導し、監督・統制する国家宇宙開発指導機関である。
国家宇宙開発局は、これまでの10年間、朝鮮の合法的な宇宙開発権利を堂々と行使し、宇宙強国建設の前列に立って宇宙征服活動を牽引してきたし、こんにち、宇宙開発分野で国家を代表する権威ある機関に成長し、強化された。
国家宇宙開発局は、偉大な領袖金日成同志と偉大な指導者金正日同志の宇宙強国建設業績を末永く輝かし、国と民族の尊厳を世界に宣揚しようとする敬愛する金正恩総書記の崇高な忠誠心、燃えるような愛国念願と意志の申し子である。
国家宇宙開発局の誉れ高くて誇らしい発展史は、わが国家の遠大な宇宙強国の夢と抱負を実現するために不眠不休の労苦を費やし、心血を注いできた金正恩総書記の指導を抜きにしては決して考えられない。
1998年と2009年の試験衛星の成功裏の打ち上げで人工衛星の製作および打ち上げ国の地位に堂々と上がったわが国は、その過程に蓄積された技術と経験に基づいて2012年12月12日、初の実用衛星を軌道に成功裏に進入させた。
当時、世界的に宇宙への進出がいっそう本格化され、その構図が多様になった。
このような社会主義建設の要求と時代の流れを深く洞察した金正恩総書記は、国の宇宙開発事業をより新たな高い段階に引き上げるために強力な国家指導機関を設けることを発起し、そのための活動を賢明に導いた。
2013年4月1日、最高人民会議第12期第7回会議で朝鮮民主主義人民共和国宇宙開発法が発布され、国家宇宙開発局を設けることに関する決定が採択された。
金正恩総書記は、国家宇宙開発局を組織したのに続いて、衛星管制総合指揮所の建設を発起して自ら敷地を定めたし、建設主、施工主となって建設で提起される全ての問題を解決しながら早いうちに完工するようにした。
金正恩総書記は、わが党の宇宙強国建設構想を実現する上で国家宇宙開発局が担った任務が大変重要であると述べ、宇宙科学研究と衛星打ち上げのための活動を迫力あるものに推し進められる方向と方途を示した。
宇宙科学者が2度目の実用衛星の発射準備を急いでいた2016年1月、国家宇宙開発局の衛星管制総合指揮所を再び訪れた金正恩総書記は、衛星の打ち上げは単に科学技術上の事業ではなく、国と民族の尊厳をかけて全世界が見守る中で行う非常に重要で責任ある事業であると述べて、衛星打ち上げの目的と意義、重要性をもう一度はっきりと教えた。
金正恩総書記は、2016年2月7日、地球観測衛星「光明星―4」号の発射現場に自ら出向いて発射の全過程を指導し、完全成功へ導いた。
金正恩総書記は、朝鮮労働党第7回大会で宇宙科学技術をさらに発展させて先端技術の集合体であり、精髄である実用衛星をより多く製作し、打ち上げることに関する綱領的課題を示した。
特に、近い将来に静止衛星を宇宙に打ち上げることを宇宙開発の当面目標に掲げ、新型の静止衛星キャリア・ロケットの開発を進攻的に繰り広げていくようにした。
2016年9月、わが国で初の静止衛星キャリア・ロケット用大出力エンジンの地上噴出実験を直接指導した金正恩総書記は、短期間に党が与えた任務を決死の覚悟で貫徹した科学者、技術者の偉勲を高く評価した。
金正恩総書記は、2022年3月、国家宇宙開発局を現地で指導しながら、偵察衛星の開発をわが党と政府が最も最重大事とする政治的・軍事的な先決課題、至上の革命課題に示し、宇宙科学研究部門の物質的・技術的土台をしっかり築く上で提起される問題を明示した。
宇宙空間を朝鮮式に開拓し、征服するための困難で苦難に満ちた道で、金正恩総書記はいつも宇宙開発者と共に居ながら知恵を与え、力を与え、勇気を与えた。
金正恩総書記の精力的で細心な指導によって、国の宇宙開発事業に対する整然たる指導管理システムが確立され、宇宙の探査および利用に関する全ての活動が統一的に、将来を見通して行われるようになったし、実用衛星の設計と製作、衛星管制設備の開発をはじめ、国の宇宙開発事業で目覚しい前進が遂げられるようになった。
こんにち、国家宇宙開発局は人工衛星を多機能化、高性能化し、その信頼性を向上させるための活動で大きな成果を収めている。
衛星の管制と運用において提起される多くの科学技術上の問題が解決され、応用技術を経済建設と人民生活の向上、国の防衛力強化に導入するための活動が力強く推進されている。
国家宇宙開発局は、国際宇宙条約と協定、協約の要求を徹底的に順守するとともに、宇宙分野における国際的信頼と協力も強めている。
確たる信念と勇気に満ちて新たな国家宇宙開発5カ年計画の今年の課題の遂行に進入した国家宇宙開発局の活動家と宇宙科学者は、われわれの力と技術で異なる用途の新しい実用衛星を打ち上げ、運用に着手するための準備を積極的に推し進めている。
すでに収められた宇宙科学技術成果を農業と水産、気象観測、災害監視、資源探査、朝鮮式の通信システムの開発に大々的に導入するための活動も、力強く展開している。---