◎韓国の研究開発投資、100兆ウォン突破…対GDP比で世界2位
 

 

 韓国の公共部門と民間部門による研究開発(R&D)投資が初めて100兆ウォンを超えた。国内総生産(GDP)の4.96%に当たる規模で、GDPに占める研究開発費の割合ではイスラエルに次ぐ世界2位、総額ベースでは世界5位だ。
 韓国科学技術情報通信部(科技部)が21日発表した「研究開発活動調査結果」によると、国内にある7万3326カ所を対象に公共部門、民間部門で実施された研究開発活動を調査・分析した結果、韓国の昨年の研究開発費は102兆1352億ウォン(約10兆5600億円)で、前年(93兆717億ウォン)を9兆636億ウォン(9.7%)上回り、100兆ウォンの大台に乗せた。民間部門と外国による投資が78兆403億ウォン(全体の76.4%)を占め、民間部門が研究開発投資を主導したことが分かった。
 研究段階別では基礎研究に15兆1002億ウォン(14.8%)、応用研究に21兆4704億ウォン(21%)がそれぞれ投じられた。また、事業化に向けた開発研究に全体の64.2%に達する65兆5647億ウォンが充てられた。 昨年時点で韓国の研究員総数は58万6666人で、うち常勤研究員(常勤相当を含む)は47万728人。人口1000人当たりの研究員数は9.1人で、世界トップだった。
郭守根(クァク・スグン)記者