◎没後11年、金正日氏を称賛 北朝鮮「反米で連勝」
【平壌、北京共同】北朝鮮は17日、2代目最高指導者、金正日総書記の2011年の死去から11年となり、平壌の「万寿台の丘」にある故金日成主席と金正日氏の銅像に市民や軍人が献花した。朝鮮労働党機関紙、労働新聞は17日、金正日氏が「反帝国主義、反米対決を連戦連勝に導いた」と称賛する記事を掲載した。
記事は、金正日氏が最高指導者だった1990年代に「苦難の行軍」と呼ばれる経済危機が起きたことを挙げ「厳しい試練と難関に見舞われた最悪の時期だった」と評した。金正日氏がこの時期に軍事中心の「先軍政治」を掲げて対応し、国力を確固たるものにしたと強調した。
◎金正日同志の革命的生涯と業績を称賛 各紙
【平壌１２月１７日発朝鮮中央通信】１７日付の中央各紙は、民族最大の追悼の日に際して偉大な指導者金正日同志の不滅の革命的生涯と業績をたたえる記事を掲載した。
「労働新聞」は署名入りの記事で、金正日同志の革命的生涯は歴史の峻厳(しゅんげん)な草分けの道を切り抜けて祖国と人民の運命をしっかり守り、社会主義朝鮮を尊厳ある強国の地位に押し上げた傑出した領袖、不世出の愛国者の輝かしい一生であったとし、次のように明らかにした。
金正日同志こそ、わが国家が永遠に上昇一路をたどり、わが人民が子々孫々幸福と安楽を享受する富国強兵の確固たる礎石を築いたわが党と国家、人民の永遠なる領袖である。
金正日同志は、独創的な先軍政治方式を確立してわが国家の全般的国力を全面的に固めたし、絶妙な知略と非凡な用兵術で反帝・反米対決戦を連戦連勝へ導いた。
同じ思想と志で結束し、愛と情によって不敗である一心団結の新しい歴史を創造した金正日同志はチュチェ革命の永遠なる天下の大本をもたらした希代の恩人、希世の偉人である。
金正日同志は、自衛的国防力と自立経済の強力な土台を築くことに大いなる心血を注ぎ、労苦を費やした。
金正日同志の愛国念願、強国念願はこんにち、敬愛する金正恩総書記によって立派に実現している。
金正日同志の戦士、教え子であるわが人民にとって崇高な道義心を変わることなく刻み付けて金正日同志の革命思想と不滅の業績を忠実に支えていくのは、当然な道義、本分である。
「民主朝鮮」紙は社説で、金正恩総書記の百勝の指導に従って、金正日同志が譲り渡した貴い革命遺産を土台にして前進していく限り、わが国家の限りない繁栄と人民の幸福な明日は必ず早められ、その道で金正日同志の愛国業績は万代に末永く輝くであろうと強調した。－－－www.kcna.kp (チュチェ111.12.17.)