対北朝鮮、抑止力強化で一致 日米韓の次官級協議 | すずくるのお国のまもり

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◎対北朝鮮、抑止力強化で一致 日米韓の次官級協議

 

 

 外務省の森健良次官は26日、都内でシャーマン米国務副長官、韓国の趙賢東(チョ・ヒョンドン)外務第1次官と協議した。核・ミサイル開発を進める北朝鮮への抑止力を強めることで一致した。
 中国を念頭に、東・南シナ海での力による一方的な現状変更の試みを許してはならないとの認識も共有した。
 北朝鮮のミサイル発射は今年27回にのぼり、7回目の核実験の懸念もある。森氏は協議後の共同記者会見で「日米同盟・米韓同盟の抑止力、対処力をさらに強化することで一致した」と述べた。北朝鮮の完全な非核化への協力も申し合わせた。
 中国共産党の習近平(シー・ジンピン)総書記の3期目体制が始動した中国の「動向を注視」すると確認した。台湾海峡の平和と安定の重要性も改めて確かめた。
 ロシアによるウクライナ侵攻を巡っても意見を交わした。森氏は「戦後77年間、核兵器が使用されていない歴史をないがしろにすることがあってはならない」と強調した。ロシアの核兵器の威嚇や使用に反対する考えを擦り合わせた。