日米豪印共同海上演習、初の「2部構成」で実施 「大変意義深い」と岸防衛相

護衛艦「かが」とその上空を飛行するインド軍のMig29戦闘機(@JMSDF_PAO、海上自衛隊より)

(護衛艦「かが」とその上空を飛行するインド軍のMig29戦闘機(@JMSDF_PAO、海上自衛隊より))

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 海上自衛隊と、米国、オーストラリア、インド3カ国の海軍による共同訓練「マラバール」が開始されたと、米国防総省のジョン・カービー報道官が12日、発表した。4カ国による戦略的枠組みは「QUAD(クアッド)」と呼ばれ、習近平国家主席率いる中国共産党政権による軍事的覇権拡大を牽制(けんせい)する狙いだ。

 海自によると、共同訓練は11日~14日、インド沖ベンガル湾で実施。主な訓練項目は、対潜戦訓練対水上訓練射撃洋上補給訓練など。海自最大の護衛艦「かが」と、護衛艦「むらさめ」米海軍原子力空母「カール・ビンソン」、巡洋艦「レイク・シャンプレーン」、インド海軍の駆逐艦「ランヴィジャイ」フリゲート艦「サツプラ」オーストラリア海軍のフリゲート艦「バララット」などが参加している。

 マラバールは1992年にインドと米国が始め、2015年に日本も加わった。4カ国は8月下旬にも、グアム周辺や西太平洋で共同訓練を行っている。

 マラバール演習は1992年に米国とインドが2か国共同演習を行ったことから始まり、2015年からは日本の海上自衛隊が毎年参加するようになった。中国共産党の拡張に対する懸念から、オーストラリアは2020年の演習に13年ぶりに参加し、「クアッド」構成国が一同に会するようになった。演習の内容は、対潜水艦作戦や水上作戦、航空機の運用など多岐にわたる。

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