乳がんサバイバーずこちです。
がんのタイプはHER2陽性・ホルモン陰性・ステージ2b(仮)です。
病院の診断
浸潤がん
ホルモン感受性 なし
HER２ 3+
Ki67 40%
腋窩リンパ節転移あり
現在は手術前抗がん剤治療中。
抗がん剤というと赤い点滴のイメージがありました。
真っ赤な薬液の。
私の手術前の抗がん剤、
全8クールのうちの後半４クールは
この赤い点滴でした。
病院からは
【EC療法・FEC療法について】
という小冊子が渡されました。
直接の話では考えられる副作用、
吐き気、脱毛、倦怠感
などの話でした。
でも、家に帰って小冊子を読むと
私はすっかり怖くなってしまいました。
血管から漏れた場合、局所壊死を生じる可能性があります。
って書いてあったから。
そんなの血管に入れて大丈夫なの？？？？
実はこのとき、
病院近くのホテルに一人で泊まっていて
ネガティブ思考はエンジンぶるぶる絶好調でした。
↓その時のブログ
私は得意の妄想力で
小冊子に書いてある以上の不安要素を頭の中で増幅させていきました。
止まらないんです
帰宅してからも
自分で膨らませた妄想に怯えていました。
大体、今までの抗がん剤だって
こんなに副作用が強くて何もできないなんて思わなかった。
こんなに副作用が出るってことは
身体が抗がん剤を拒否してるんじゃないの？
こんなに身体が嫌がっていることを続けていいの？
そんなとき、
夫が趣味の釣りから帰ってきました。
虫に刺されたのでムヒを探していました。
私は虫に刺されやすく腫れやすい体質なので
いつもムヒを持っています。
でも、抗がん剤を始めてから虫に刺されなくなりました。
外出していないというのもあるのかもですけど
夫は刺されたところを掻いてしまったのか
たまたま近くに傷があったのか
「傷があるからしみた」
と、言いました。
なんでもないことのように。
なんでもないことなんですけど。
私が子供の頃からずっとあるムヒ。
自分の子供達にもなんの疑問も持たずに使っているムヒ。
でもこれ、
目に入れたら成人男性でものたうちまわりますよね。
飲んじゃったら大騒ぎですよね。
多分、舐めたとしても身体は全力で拒否するはず。
そうだった。
薬ってそういうものなんだ。
用法・容量を守れば、薬は怖くない。
あれだけ攻撃力の高いムヒが
長年、日本中で愛用されてる。
私は以前、治療方針で悩んだ時、
今も全身がんと戦っている高須クリニックの高須先生の言葉
【毒を薬として扱うのが医学です】
という言葉で標準治療をしていくんだと心を決めたのでした。
↓高須先生の言葉の記事
だから、後半の赤い点滴は
終わった後
2、3日尿が真っ赤になってびっくりしたけど
吐き気どめの眠気がハンパなかったけど
現代医学を信じて前向きに受け止めました。
色々な考え方があると思います。
標準治療を選んだ私のことを
「自ら考えることを放棄したどうしようもない人間」
と言った人もいます。
一人だけど
でも、いいの。
たくさんの人たちが同じ薬で同じ治療で元気になっていることを
今の私は知っているから。
さて、
今日はこれからラストの注射。
値段も高いし、副作用も痛みと熱でちょっとキツめ。
嫌われ者のジーラスタです。
でも、抵抗力が落ちて感染症の危険から守ってくれる大切な注射です。
ラストの8回めです！！
頑張ってきます！！！
ではでは
最後までお読みいただきありがとうございました
2021年1月3日入浴中、左胸にしこりを発見。
1月18日に悪性の腫瘍と診断。
2月5日左脇リンパに転移も確認される。
2月25日より抗がん剤治療開始。
1クール3週間の抗がん剤を
8クールしてから左胸摘出手術の予定。
左脇リンパ節郭清予定。
１～４クール目
HP＋３w Doc療法
使用した抗がん剤
・トラスツマブ
・ペルツズマブ
・ドセタキセル
吐き気止め
・デキサメタゾン
抗がん剤投与日
・1クール目 2月25日
・2クール目 3月18日
・3クール目 4月8日
・4クール目 4月30日
5から8クール目
EC療法
使用している抗がん剤
・エピルビシン
・シクロホスファミド
抗がん剤投与日
・5クール目 5月21日
・6クール目 6月10日
・7クール目 7月3日
・8クール目 7月24日 ←終わったぞ！！
