リンダ・グラッドン/アンドリュー・スコット著「ライフシフト 100年時代の人生戦略」を読みました。

 
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先日参加させていただいた読書会が「人生100年時代」というテーマだったので、そのものズバリの本を選びました。その読書会は、リードフォーアクション読書会という、目的志向型の読書会。その場で質問に対する答えを本から探し、シェアし合うというものでした。

 

私がこの著者にしたい質問は2点。

    「人生100年時代、私はどのように仕事をしていったら良いか?」

    「趣味はどんなものを持っていったらよいか?」

 

    の質問の答えは、「働く年数を増やす」といいうこと。

特に65歳以降もできる仕事を見出すことです。

私は、「100年の人生」を考えると正直、お金の不安が一番にわきます。その答えは、シンプルなもの。納得です。今の私は何とか65歳まで今の組織で生き延びることに必死ですが、「65歳以降もできる仕事」を見出していくことにします。

 

そういえば、最近80歳になった父はマッサージ師として今も現役。馴染みの患者さんから頼られて幸せそうです。私はサラリーマンとして、組織のなかでの役割に生きる道を見出そうとするばかりでない、視野を広げる必要がありそうです。幸い、読書会に参加されているお仲間には、組織に縛られない生き方を実践されている方も多くいらっしゃり、私もそのなかでヒントを得ていこうと思います。

 

    の質問の答えは、シンプルな喜びを感じられる、「お金で買えないもの」への投資です。

人生100年時代は、自由時間が増えます。かつてのような余暇の過ごし方であるレジャー施設や観光地へ行って遊ぶというレクリエーションではなく、リ・クリエーション(自己の再創造)がそのヒントです。

 

私も意識してかそうでないか、お金を使わない遊びから喜びを見出すことを今年は楽しめました。はだしランニング、雑草観察などです。特に、「野生に返って、自らの生きる力を高める」というようなテーマがあります。それが自己の再創造、自らの身体や精神の再構築につながる可能性を感じています。

 

【私のなかのまとめ】

では、本書の読書から得られることをまとめるとどんなことか?

パッと開いたページからキーワードを見つけました。

1、「住宅ローン」

私が将来への不安の大きな要素である言葉が、まず飛び込んできました。

住宅ローンは、長く働けばそれだけ長い期間返せることになります。「働く年数を増やし、人生を楽しむ」というポジティブな理解ができます。

 

2、「友人関係」

人生が長くとなるということは、子育てに費やさない期間が長くなるということ。これからは、子育てより友人関係が新しい生活の核になっていきます。

 

私の65歳までの大きな人生目標は、「職場以外の仲間づくり」です。このコロナ禍のなかで、オンラインサロンやオンライン読書会に大きな可能性を感じています。もちろん、人間関係はリアルにあってこそ。とはいえ、この10年のSNSの発達で、ゆるい関係を続けやすくなり、その効果を実感してきました。SNSから人生を変えるようなきっかけもあります。

 

「リハビリテーション」という視点から考えてもそう。人生100年時代は、子育てや孫の子守以外に、友達付き合いが大事になってくる。仲間づくり、友達付き合いを取り戻すリハビリテーション。

コロナによる不活発からから立ち直るには、そこが大きなポイントかと思います。

 

 

本書の読書を通じて、自分の長い人生、そして読書会の可能性をポジティブに開く可能性が見えました。

私がこれからやる行動は、私の好きな読書を通じて交流ができる読書会に、再び参加していくことです。

 

ありがとうございました。