自宅の庭で、つるバラの品種「つる うらら」を育てています。

 

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この品種を選んだのは、テレビ番組「NHK 趣味の園芸」で、講師の先生が「育てやすい」と勧めていたのを見てから。更には、品種の名前が、私が愛着のある職場の施設の名前でもあるところも気に入りました。

 

 

 

6月、7月とたくさんのピンクの花を咲かせてくれていました。花が咲くと、花びらが落ちる前に切って、家の中で花瓶に入れて飾ったりして楽しみます。この「うららちゃん」は、家の中に連れてきた後も長持ちで、本当にうれしい存在です。

 

 

さらに、「うららちゃん」について知りたくなり、図書館で本書「12カ月栽培ナビ つるバラ」を借りました。とっても親切にわかりやすく書かれていて、大いに参考になりました。

 

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 本書の中で「つる うらら」は、「雨に強い。どこで切っても咲いてくれる、丈夫で頼りがいのあるバラ」と紹介されています。

 

憶えておきたいことを以下に書き留めます。

 

夏を越えるために

 

・鉢植えの土増し

 花後に土増しをすると、夏越しに効果的です。花が終わったら、根鉢をそっと抜いて一回り大きい鉢に移します。鉢底や周囲のすきまに用土を足すと、新たに根を伸ばすスペースができて生育が旺盛になり、夏越しが楽になります。

 

・黒星病対策

 夕方の水やりは避ける。古い枝を切り、風通しを良くする。鉢植えは雨があたらない軒下に移動させると効果的。

 落ち葉を取り除き、薬剤を散布。雨が降っても、薬剤の効果はある。無農薬で育てたい人も、1~2年は薬剤を使用して守ってやってから、減農薬や無農薬に取り組むことがおすすめ。

 

【私の感想】

 わたしの「うららちゃん」は、ダイソーで買った大きめの鉢に入れて、たい肥をいれてやっていたので、今とても元気なのだと思いました。また「つる うらら」の特徴「雨に強い」ところが最近の記録的な長雨に威力を発揮しているのだと思います。

「うららちゃん」以外のバラたちが葉に黒い点ができたり、葉が黄色くなって落ちてきてしまっています。彼女らの周りの風通しを良くし、軒下への避難も検討します。

できれば薬は使いたくはないのですが、私は初心者なのだからスプレーをうまく活用していきます。

 

将来像を思い描く

 

栽培の基本は、まず「将来像を思い描く」。

最終的にどのくらいの面積につるばらを仕立てたいのか決めます。それにより適した品種が変わります。

 

次に「地面を確認する」。

直径50cm、深さ50cmの穴が掘れる程度の地面が必要。土質が悪い場合は、鉢植えで育てましょう。

 

「日当たりと風通しを確認する」

半日以上は日があたり、風通しの良い場所が適します。

 

「仕立て方」

フェンス仕立て、アーチ仕立て、壁面仕立て、オベリスクなどがある。仕立ての剪定と誘引は12月から2月が適期。

 

【私の感想】

「趣味の園芸」では、一本の棒を支えに「つる うらら」が大きなタワーを作っていました。上へ上へと伸びようとするつるバラを、まずは健やかに育てます。

アーチ仕立てには憧れますが、私はまずは鉢植えで冬までは育ててみます。それまでに、将来像を思い描いてワクワクして楽しもうと思います。

 

つるバラは長生きするのか?

 

剪定で新旧交代させれば長生きします。山梨県の富士温泉病院の庭では、45年以上前に植え付けられたつるバラが、今もアーチに花を咲かせています。

 

数年前まで花が少なくなっていました。そこで、古い枝を、数本株付近でばっさり切り、周囲の地面を掘り起こして、土壌改良しました。すると、翌春には新しいシュートが吹き出したのです。

 

初心者は太く堅そうな枝を残しがるものですが、新しい枝があるなら、その枝を育てて古い枝を切り、更新し続ければ、100年生き残る可能性がある植物です。

 

【私の感想】

栽培の仕方をうまくやれば、バラと生涯付き合えるということ。私はそう理解し、とても嬉しく受け取りました。私は昨年11月にひとつの鉢植えから始めた初心者ですが、まずは1年通じてのバラの手入れを身につけて、長く可愛がっていけるような育て方をしようと思いました。

 

ありがとうございました。