鳥居祐一著「遠慮しない生き方」を読みました。

 

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著者の鳥居祐一さんは、私が約10年にわたり憧れている方です。鳥居さんの楽しそうな生き方、人間的な魅力に惹かれ、鳥居さんが主催するイベントなどにも過去何度も参加させていただいてきました。

 

鳥居さんは、様々なイベントや交流会を開催されており、「会いに行けるベストセラー作家」でもあります。先日は、この度の新刊「遠慮しない生き方」の出版記念パーティーに参加させていただき、久しぶりにご本人にお会いでき、感激いたしました。

 

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読書をするときに、著者ご本人にお会いしたことがあると、その方の表情、語り口が浮かんでくるようで、自分に入ってくる吸収度が全然違います。この「遠慮しない生き方」についても、自ら実践したい内容が次々に入ってくるようです。

 

人を惹きつけられるようになるには

 

鳥居さんは多くの方と面談された経験から、「どんな自分になりたいですか?」と質問すると、「それがよくわからないんです」と答える人が多いと言います。そういう方は長年好き嫌いを表に出さずに、誰かに合わせてきたという場合が多いそうです。

 

相手に合わせることが習慣になり、いつしか自分の好みがわからなくなってしまったというわけ。残念ながら、これでは人を惹きつけることはできません。遠慮せずに、「私はこれが好きでたまらないんです」「私は今これに夢中なんです」と公言してみてください。

 

【私の感想】

私は自分のことを、「真面目でつまらない」というセルフイメージを持ってきたような気がします。世の中には鳥居さんにように、面白い生き方をしている方がいます。私も遠慮せず、尖っていきたいです。

 とはいえ、私は現在サラリーマンで、上司や組織に合わせる考えを第一に置くべき場面も多くあります。まず、プライベートやブログ・フェイスブックなどでの発信で、人がどう思うか気にし過ぎず、自分の好きなこと、楽しい活動についてはどんどん発信していきます。職場の中でも、バランス感覚を持ちながら、自分の意見は表に出していくようにします。

 

「健全な図々しさ」のバランス感覚を見極める

 

鳥居さんは、本田健さんとの交流から、影響力のある方との付き合い方は、遠慮せず、どんどんアプローチしたほうがいい、と書いています。

 

お誘いをして失礼になるか、言って相手が不快になるか、お願いして怒られるかどうかは実行してみないとわかりません。先回りして勝手に相手の反応を予測し、結局行動せずにチャンスを逃している人がどんなに多いことか。とてももったいないと思います。

 

「遠慮せずに求める」ときには、バランスが重要です。どこまでがその人の許容範囲かを知るには、とにかくお願いしてみるしかない。「○○してもらえませんか?」と言ってみて、相手が難色を示すようなら、リミットを超えたと判断して、すぐに引き下げます。

 

【私の感想】

この「健全な図々しさ」は私も更に身につけたいところです。私が鳥居さんに学び、様々な業界の方と交流を持たせてもらった経験は、今任されている施設の事務長の仕事でも活かされていると感じます。

近隣の事業所に集客のお願いに上がったり、イベントの協力を求めたりする機会が割と多くあります。そのとき身についている「健全な図々しさ」が役に立ちます。それで、交流の幅が広がり、影響力のある方とつながりを持たせてもらえる機会も経験できてきました。

この本から「健全な図々しさ」というマインドを更に自分にインストールしてまいります。

 

「自分をアウトプットすること」を遠慮しない

 

鳥居さんは、メルマガで多くの方を集める力を持っています。その鳥居さんのアウトプット方法が本書に詳しく書かれていました。

 

「盛らない、格好つけない、ありのままを見せるのが重要です。」

そもそもたいていの「背伸び」や「かっこつけ」は見破られるものです。フェイスブックでも過去の投稿をみれば、その人の生活水準やどういう人と付き合っているかは、大体わかるもの。そんな背伸びをしていると、逆に「痛い人」になりかねないので、やめたほうがいいです。

 

「書くネタが見つからないのは行動力不足!」

多くのブログやフェイスブックが「開店休業」状態になってしまう一番の原因は、ネタが尽きてしまうことです。書くネタがなくて困っている人というのは、行動量が圧倒的に足りていないのです。毎日、家と会社の往復だけの単調な生活をしていたら、ネタがなくなるのは当たり前。その場合は、自分の行動を見直すべきです。

 

「周りに批判される覚悟」

人から嫌われないように、周囲に気を使って、「無難で当り障りのない人」に徹する方が本当は楽に生きられます。でも、その生き方だと、自分を見失い、その結果自分の好きなことができません。もし「遠慮しない生き方」を送っていきたいなら、「嫌われてもいい」「非難されてもいい」という覚悟が必要です。

 

【私の感想】

私も、ブログやフェイスブックで、ありのままに、自分が好きなこと、楽しかったことを投稿しています。自分が面白いと思った本は、流行とは関係なく紹介するし、子供と出かけて楽しかったことも、遠慮なく出しています。

ブログやフェイスブックで投稿したいがために、読む本を選んだり、出かける先を決めたりもしています。私も10年以上、ネットでのアウトプットをやってきて、それが楽しいのがわかっています。そして、アウトプット前提の行動が自分の記憶に残りやすいし、学びが身につきます。

それが面白いという人が見てくれればいいし、イヤだと思えばフォローを解除してくれればいいのだし。

 

 私も遠慮せずに行動し、鳥居さんのように人を惹きつけられるような人間になっていきたいです。

 

ありがとうございました。

 

 

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