6月4日、地元の児童館で行われた「パパのための育児講座」に参加してきました。

 妻を家に残し、息子とふたりでこのような場に参加するのは初めてのことです。
どうしたら良いかわからない感じで、かなり居心地の悪さも感じました。

まずはひとりひとり自己紹介をして、5、6人の子供たちとお父さんと一緒に遊ぶという内容でした。
新聞紙をビリビリと破いて、それに大きい段ボールで風を送って巻き散らす遊び。
これに我が息子は大受けで、ケラケラ声を出して笑っていました。
児童館に来ると、家ではできないような遊びができて楽しそう。



絵本の読み聞かせもありました。先生の読み聞かせはさすがに上手で、子供たちの反応がバンバンある。
そのあと、先生に促されて私がみんなの前で読んで見せることに。
頑張りましたが、受けはイマイチでした・・・

使った本はこれ。子供たちに受ける鉄板の本だそうです。

だるまさんが/ブロンズ新社

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先生から話しかけてくれたお陰で、普段の息子の児童館での様子も聞けました。先生は、パパ同士の交流を促してくれたのですが、挨拶程度で終わってしまいました。

不完全燃焼のわりに、1時間半でドッと疲れた感じでした。

 私がこの日に敢えて休みを入れてここに参加したのは、私自身が子育てに積極的に関わっていきたい思いが強いから。絵本の読み聞かせについても学びたかったし。

 子育てをしているから経験出来ること。そのひとつが子供を通して地域に関われることだと思います。私はまだ小さな一歩を踏み出したところですが、継続していきたいです。
私の仕事である高齢者のリハビリや介護予防では、盛んに「地域での役割」、「活動と参加」、「コミュニティの育成」などと言われています。それは自分自身の日常では出来ているのか?まずは、自分が体現しないと!とも思います。




 「パパの極意」の著者である安藤哲也さんは著書の中で、「父親モデルは自分でつくるしかない」と語り、「仕事も育児も楽しんでいる親の姿を子供たちに見せる」ことを実践されてきています。そういう父親はかっこいいと思います。

 育児は単に子供と遊ぶだけではなく、家の中での家事にも主体的に関わっていくことになります。この日の講座の中で、「どうですか?仕事に行っていたほうが楽じゃないですか?」と先生が言っていました。そういう面も確かにあります。

家で洗濯物たたみや食器洗いに追われていると、「こんなことばかりやっていてよいのだろうか?」という焦りのような気持ちもでてきます。

5人の子育てをした政治学者広岡守穂さんは、著書「男だって子育て」の中で、
家事は心をたがやす仕事である。洗濯でも料理でも掃除でも皿洗いでも、家事をしていると心がくつろぐ。単純な手仕事をくり返す身体のリズム、そして家族にたいする奉仕としての勤労。家事はささくれだった神経をなだめてくれる。
と語って、私の未熟さを教えてくれます。

 私の育児や家事、地域での活動はまだまだこれからですが、楽しんでいきます。