会社設立 | 税理士 鈴木健哲の僅かなりとも暗を照らそう!

会社設立

ゴールデンウィーク、ゆっくり休養できました。

確定申告後の会社設立のご依頼も5件無事に完了し、業務も落ち着いてきました。

情報があふれている時代、会社設立については、定款や登記に関する情報が
ネットにあふれていて、会社を創るだけなら、設立資金さえあれば、
代表者自らなんとかできると思います。法務局の相談所へ行けば、丁寧に教えて頂けますね。

株式会社さんを創るのであれば、公証人役場さんで、定款の電子認証を受けたほうが、
収入印紙が安くなります。この電子認証に関しては一から準備するのが大変なので、
費用と手間暇を考えて、専門家に依頼されるかどうかですね。

ただ、定款の作成においては、会社名・設立登記日・目的・事業年度など、
しっかり考えて、覚悟したうえで、スタートなしいと、後で後悔することになります。

設立登記日や登記申請書の提出時間に、こだわる場合はこだわらないといけないし、
目的でいえば、例えば、建設業の許可取得に向けた目的にするなど、
注意する点や理解したうえで、進めていかなければならないことも多いです。

最初は自分の欲望だけを満たすためだけかもしれませんが、
いづれは、自分の欲望だけを満たすためだけでは、社会も人もついてこなくなりますから。

事業年度については、消費税の納税義務の免除もありますので、
今後の事業計画、役員報酬の見込みなど、先を見通したうえで、決定する必要があります。

会社を設立した場合の資金繰り、社会保険や税金の負担がどのように変化するなど、
見通しをつけることも大切です。

会社を設立すれば、大きく節税になりますけど、社会保険がこれだけ上がり、
保育料・こども手当・高校の授業料などが変化するかどうか、会社を設立することによって、
何がどれだけどう変わるか、覚悟しておく必要があります。

代表者自ら会社を設立される場合は、会社を設立しなければよかったとならないように、
しなければならないですね。


戦いは始まる前に勝敗が決している


故(ゆえ)に之(これ)を經 (はか)るに五事を以(もっ)てし、これを效 (き)くには計を以てして、其(そ)の情を索 (もと)む(孫子の兵法より)