「啼きながら後退するゴキブリの
縫いぐるみ」の修理
クリニックは休診中であったが、
知り合いから修理依頼があり、
個人的にお預かりした。
頭を叩くと声を出しながら後退
する縫いぐるみであった。
機能的には故障はなかったが、
型崩れしており、スポンジを入れ
替えた。
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新型コロナ感染予防のため、おも
ちゃ修理を自粛しております。
知り合いの縫いぐるみが壊れたと
のことで相談を受けました。
頭を叩くとギャーギャーと声を出
しながら後退する縫いぐるみです。
ストレス発散には良いアイテムか
も知れません。
何の縫いぐるみか分からなかった
ので、ネットで検索してみましたが
ヒットしません。
色調から判断しますと、ミツバチ
かトラですが名称は分かりません
でした。
画像検索でヤフオクに出品された
物が同じ製品と分かりましたが、出
品した本人も何のキャラクターか分
からないとのことでした。恐竜では
ないかとの添え書きしてありました。
後で知りましたが、ゴキブリなの
だそうです。こんなカラフルなゴキ
ブリはいませんね。
機械部分は壊れていませんでした
が、型崩れがひどく、中のスポンジ
が粉々に千切れていました。
散々、頭を叩かれたのでしょう。
右の円筒形のユニットが機械部分。
中のスポンジは粉々になっています。
機械部分に接着してある縫いぐる
み部分を剥がしてみますと、中のス
ポンンジは粉状になっていました。
元々のスポンジは全て取り除き、
厚さ２㎝のスポンジをカットし、機
械周囲に巻き付けました。
少し厚めに巻いたため、幾分肥満
体格になってしまいました。
スポンジをカットして、型を整えます。
縫いぐるみを着せる前に、洗濯し
て綺麗になってもらいました。
洗濯中。怒っています。
怒っています。
乾燥中。怒っています。
コロナが終息して、おもちゃ修理
を再開出来ますことを心待ちにし
ております。