新潟ハーフマラソン2023 | Drive & Dive

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~We want ...~

今年の頭から、この大会に向けて練習を重ねてきた。



走り切れるのか?・・・そんな疑問は何度も頭をよぎったが、練習で少しずつ距離を伸ばしていく中で不安は薄れていった。



きつい時もあったけれど、それも含めて走る楽しみであったことを思い出していた。練習の中で、走る楽しみを改めて感じていた。



大会当日は天候も快晴、最高の晴れの舞台とでもいうようなコンディションの中で、初めて三千人を超えるランナーの背中を見ながら走る経験を果たした。



こうして沢山のランナー、挑戦者の人たちに囲まれながら、自分も新しい挑戦ができていることに、どこまでも青い空の下進んでいけることに、心からの爽快感を感じていた。走る距離が伸びていくにつれて、気持ちのどこかでこの時間が終わりに近づいていくことを寂しく思うような自分がいた。きつい、きついがしかし・・・楽しい。



何かをする一番の動機付けは、「面白さ」であるという。何が面白く感じられるかは人それぞれであるし、また同一の人間においても、面白く感じられることは変わる。だから、きっと色々とやってみたりすることで、面白さやその新鮮さを新しく見つけていくことができ、思い出に残せるのだと思う。



マラソンを完走した後は、少し場所を変えて 村杉温泉 は 風雅の宿 長生館 へ。露天風呂での水風呂との交互入浴を初めて体験した。疲労に効くと言われて挑戦してみると、体温で温められた源泉の膜が疲弊した身体を包み込む感覚に、何とも言えない静けさを覚えた。じっとその場にいることで、周りを温め、また周りから温められること。沢山のランナーの方たちと盛り上がり、場のエネルギーの波に乗って前進した時間を振り返りながら、一期一会の挑戦、経験、出会いの意味を考えていた。



やれることは、何でもやってみよう。未知なるオープンエンドの日々に期待する自分がいることを、改めて実感する一日となった。