全粒穀物について | 鈴木内科クリニック院長ブログ

鈴木内科クリニック院長ブログ

~食事で健康になれるはず~

米国糖尿病学会や米国農務省などをはじめとする多くの機関が、全粒穀物の健康効果についてエビデンスが高いと認識し、推奨しています。


野菜も健康には有用な食品ですが、野菜から食物繊維をとることが糖尿病の予防になるかについては証拠は示されていません。糖尿病予防について科学的根拠がはっきりしているのは穀物由来の食物繊維穀物をとることの有用性なのです。

 

この全粒穀物とは具体的に言うと玄米や全粒小麦でできたパンやパスタ、オーツ麦(オートミール)などになります。

 

精麦された大麦は、正確に言えば全粒穀物とは言えなかったためか、言及されないことも多かったのです。

しかしながら大麦は精麦したあとでも食物繊維の量は他の全粒穀物と比べ全くそん色なく、水溶性植物繊維(βグルカン)の量で言えば最も優れているといってよい特別な穀物なので、特に日本では全粒穀物以上に推奨されるべき穀物です。