患者さんの経過 | 鈴木内科クリニック院長ブログ

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~食事で健康になれるはず~

7月20日に紹介した患者さんの続報です。

 

前回の内容は次のとうり

 

アルバイト先の外来で一か月前に診た患者さんなんですが70歳代の女性で糖尿病。HbA1cは7.8で徐々に数値は上がってきている傾向が続いています。オートミールは食べたことないということだったので、麦ごはんが糖尿病にいいよと勧めました。一か月たってHbA1c7.2になり、改善効果がみられたのでどれくらいの頻度で食べているのか尋ねたところ、なんと100%もち麦で(白米と混ぜずに)食べていたそうです。驚いたのは慢性的な足の痛みがあったのが、半分以下に減ったのがとても嬉しい、いいことを教えてもらってありがたいと感謝されたことでした。

 

今日、外来受診されています。

 

もう少し情報をつけたしますと、糖尿病歴は15年、当初はHBA1c6.5から4年程して7台になる。

今年に入って7.5から7.8の間。

空腹時血糖値は高めで、一年前、カロリー制限を頑張って6.9までさげたときでも、130台が限界。毎回140台から180台くらい。

HOMA βは16で、インスリン分泌能はそれなりにおちているが、肥満体型はかわらず、最近も増えていた。

 

前回A1c7.2 血糖値129 でしたが今回もA1c7.0 血糖値119と改善中 。

 

体重は1カ月でマイナス1kg。空腹時血糖がこんな数字になったことに、びっくりされていました。麦飯は7割にしたというので、5割にして、継続してもらうことにしました。食欲もおちついてとても楽、嬉しいと感謝されました。

 

しっかり食事指導し始めたのは8月からなので、他の患者さんのデータがそろうのはもうすこしかかります。7月の時点では、まだ不完全な指導できちんとできている人がまだまだいませんでした。それでも、改善傾向はみられてはいますので、手ごたえはあります。