氷箱里(浜松)
仕事で地方に行くことも、たまにある。
地元磐田〜浜松界隈に、ある番組のロケハンで同行した。
夕方ロケハンを終えたら他のスタッフは、
次なるロケハン場所へ移動するスケジュールと聞いてたので、
あらかじめ、夜は地元女子とご飯に行く約束をしておいた。
実はずっと行きたかった中華が浜松にあった。
以前、料理家・栗原はるみ先生のお嬢さん、
友さん(料理家)夫妻と友達になったのだが、
僕が浜松出身と言ったら、この店、絶対行くべしと
教えてくれ、メモしてあった店。
駅から徒歩5分の、やや暗めで静かな場所。
ここかな?と訝しがりながらビルの5Fまでエレベーターで上がる。
店の看板。
ドアを開け、点心師がガラス越しに皮をこねてるのを横目に奥へ進む。
と、抜けるような広いフロア。
そこは浜松らしからぬおしゃれ空間。
センスがよく、東京白金あたりにあっても不思議じゃないような。
おすすめの小籠包や餃子をあれこれいただき、
紹興酒と合わせる。
皮がモチモチで、中身がジューシーなのは当然。
八角など、香辛料も香る。
店名は、「ビンシャンリー」と読む。
冷蔵庫の中」という意味だそうだ。
店内に入ると、まさに冷蔵庫の中を開けるような楽しみが詰まってた。
〆の汁なし担々麺も、太めの麺が、めちゃくちゃ美味しかった。
やはり、東京の料理家が注目するだけある、田舎の店、という感じだった。
ファミリーやデートにオススメ。