酒肆ガランス(白金)
「しゅしガランス」と読む。
「酒肆」とは、「酒を売る店、飲ませる店、酒場」という意味らしく、
「肆」とは、「ほしいまま」といった意味があり、
「書肆」「茶肆」などという言葉もあるようだ。
「ガランス」というのは、あかね色のことだそうで、
店名からして、なんだかオシャレ。
オーナーは、知る人ぞ知る星野哲也氏。
ジャズや音響などにも詳しく、南インドの富豪の御曹司がここで働いていて、
彼との出会いによって、
インド人おふくろの味のカレーをここでも出していると聞いた。
そういえば、僕も掲載された、雑誌penのカレー特集にも、
この店のカレーを紹介していた。
アブサンとカレーを合わせるのがオシャレだと。
で、初めて行ってみると、
そこは、かつてオーギャマンドトキオがあった、
あのオープンキッチン。
ほぼ居抜きで、料理などは全て一新されていた。
多国籍料理というだけあり、
確かに、薄いチヂミのような餃子があったり、
馬のアバラのヒモを串焼きにした料理など、面白い。
そして美味い。
噂に違わず、〆のカレーが最高だった。
辛すぎずにスパイシー。
南インドの御曹司おふくろの味というのは、こういうことね、と。
そういえば、カレーの前に食べた、
トマトソースではないスパイシーなトリッパも酒に合う。
客層もなんだかおしゃれ。
モデルのような美女もいれば、
ジャズや音響に詳しそうな港区おじさんも多い。
デートにもいいが、一人メシ、男メシにもオススメ。
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