田中田（西麻布）

担当番組、日テレ「ママモコモてれび」。
その１コーナー「お料理モコモ」は、番組スタート当初からはや３年、
番組で紹介したレシピが、ついに１冊の本にまとまって、この度、出版された。

何せシェフが豪華だ。（僕がキャスティング。自画自賛ｗ）
「賛否両論」笠原さん、
「トシヨロイヅカ」鎧塚さん、
「たいめいけん」茂出木さん、
「スーツァンレストラン陳」菰田さん、
「イルギオットーネ」笹島さん

まさに、今を時めくスターシェフ５名のレシピが１冊にまとまっている、豪華なレシピ本。
「大人気シェフとおうちでつくる一流店の有名レシピ」 　ぜひ宜しくどうぞ。

そんな今日この頃。
そういえば、グルメ仲間でもあるアンジャッシュ渡部さんのグルメ本が、
そろそろ出版される。

その本の中身をちらっと見ると、気になる店名が。
「田中田」。
以前、北九州の知り合いに聞いたことがある。
そう、「博多に来たときはぜひ行くべしな博多を代表する高級居酒屋、魚がうまい」のだと。
その「田中田」の西麻布店があると、その本に出ていたのを見て、
出版前に（出版後、激混みになる前に）、行ってみた。

テレ朝通りから入った静かな住宅街。
有名中華のとなりの地下に、その看板はあった。
入り口のアプローチが、まるで高級旅館のようで、
早くもテンション上がる。

居酒屋じゃない、高級居酒屋。
まるで割烹のような白木のカウンター、内装、なのだが、
店の人は、気取らず、居酒屋な雰囲気なのが落ち着く。

意外と広く、個室なども様々ある。
カウンターには、美味そうな魚介や野菜がガラスケースに。

メニューも、見るからに美味そう、
分かりやすいものがズラリ。

名物、馬刺し。
甘い醤油だれでいただくのだが、
この馬刺しのレベルがすごい。
筋がなく、とろける食感。
甘醤油がソースのように肉を包み、絶妙。

僕があると必ず頼むポテサラ。
タルタルが添えられているのが秀逸で、
自分好みに、タルタルなしで行ったり、
がっつり乗せて濃い目でいったり、
飲む酒に合わせながら調整すると酒が進む。

鶏の手羽も、甘辛いタレと焦げ具合が最高だ。
何と言っても忘れられないのは、
写真の「マグロのトロカツ」。
まず、このビジュアルがシズル感たっぷり。
ほんのり火が入ってる。
でもこれ、呑気に写真を撮ってる場合じゃない(笑)
さっさと食べないと、どんどん、予熱で火が入ってしまうというので、
すぐいただく。

美味い。
口に入れて２秒で、消える。
なのだが、鼻からマグロの香りが抜けてくる。
千切りキャベツでワンクッションおき、
さらに一口。
やっぱりとろけて消える。
マグロの脂なので、雑味がなく、
脂というより、果物のジュースのような後味。

肉も魚も野菜も、全部うまい。
カウンターには大皿で並べてあったり、かりやすく居酒屋感を漂わせつつ、
でも高級感があるのがいい。
（ただし、お値段は、決して居酒屋ではないのでご注意をｗ）

デートや接待にお薦め。

ちなみに、「田中田」と書いて、「たなかだ」と読む。
オーナーが田中さんで、「田中だ～」というのが口癖らしい。