フィールズ(門前仲町）
焼肉「ゆうじ」のご主人、ゆうじさんに出ていただいた。
ロケには何度か出ているゆうじさんだが、スタジオは初めて。
出演交渉の時から、かなり不安がっていたが、
収録を終えたゆうじさんは、「いやあ、１つ殻を破れました」と満面笑みだった。
おかげで、面白い収録になった。オンエアが楽しみだ。
それにしても「情熱大陸」（笠原将弘）。
完全に僕がスタッフの一人だと思われてたようで、
会う人会う人に、いろんなこと言われた。
中には、心ないことを言う人も。
僕が番組のために、意図的にあんなことするはずないのに……。
やっぱりテレビって、いろんな意味で、強烈なメディアだなと実感。
そんな今日この頃。
ある土曜の午後２時すぎ、
木場でとあるイベントに参加した帰り、
お腹がすいた。
「食楽」、東京満席食堂・特集。
タベアルキスト（料理評論家）のマッキー牧元さんが
絶賛してる店が気になる。
オリエンタルビストロ、「フィールズ」である。
門前仲町という、普段、僕が足を運ばない場所。
しかも土曜は、アイドリングタイムなしの営業。
行ってみた。
変な時間で、お客はまばらだったのだが、
店員さんは、気合が入ってる。
シェフは、元ミシュラン１ツ星。
マッキーさんも、なぜあるの？と驚きの
クリスピーチキン。これは頼んでから１時間かけて、
じっくり仕上げる。
これが出来るまでの間に、
マッキーさんが薦めてるメニューをあれこれ注文。
活き車海老とイカの沖漬けをつまみに、
ラオスや、シンガポールのビールをぐびぐび。
早くも異国情緒(笑)
分厚い土鍋で、熱々で出て来たのは、
写真の料理、活オマール海老のマレーシア風 海老味噌土鍋煮」。
これ、泣ける旨さ。
大ぶりのオマールが半身、
ごろりと入っていて、
ハイジャンや海老の濃厚で甘い味噌で煮込まれてる。
殻から手ではがし、
味噌をまとわせてかぶりつく。
つけ麺のように、この味噌がからみつくのだが、
実にオリエンタルな薫りで癖になる。
聞けば、ハイジャンという魚介の調味料や、
マレーシア原産のライムの一種、コブミカンで
風味づけされてるという。
なるほど。
そして、人間がホントに「美味い」を感じるときは、
五感で味わってることが多い。
そう、ただフォークなどで「食べる」のでなく、
手も指もフル稼働し、「食らう」。
もはや手がべとべとになることなんてどうでもいい(笑)
シンガポールチリクラブを、手を汚しながら豪快に食らいつくように。
骨付き肉ムシャブリつくように。
ロティプラタという、
シンガポール風クレープ（写真）を、パンのようにして、
残った味噌をすくいあげていただく。
普通のクレープと違い、とっても甘い香り。
多分、練乳とか蜂蜜が入ってるのかな。
日本人だったらこういう甘さにしないだろな、ってのが、
逆に異国情緒。
店はビストロってだけあり、非常にカジュアルで、
カフェのよう。
デートでもいいが、ファミリーにもお薦め。
わざわざ行く価値ありの店だ。
門前仲町、侮れないね。
★お知らせ★
●３月３０日（土曜）あさ１０時４５分～「ロンブー淳の食べトク？！３」
フジテレビにて放送。淳シェフの、美味しい手料理が続々出てきます。お楽しみに。