ヴォライエ・シバラク(祐天寺) | すずきBのブログ「B's Blog」 Powered by アメブロ

ヴォライエ・シバラク(祐天寺)

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♫「ぬーすんだバイクで走り出すー」と、
4歳の息子が、毎朝、叫ぶように歌っている。
尾崎豊の「15の夜」である。
幼稚園でも歌ってるらしく、先生がまゆをひそめているという。
鬼が息子に「バイクは盗むものじゃないから」と何度も注意し、
「余計なことを教えるな」と僕が怒られたのだが、
別に僕が教えたんじゃない。
iPadの履歴から勝手に覚え、歌っている。

そういえば僕が初めて覚えた尾崎の曲も「15の夜」だった。
僕が中学のとき、兄がラジカセで聴いてて、「盗んだバイク」のフレーズが、やけに耳についた。
盗んだバイクで走ると気持ちいいのかなと。

そんな今日この頃。
鶏肉好きな息子を連れて、ヴォライエ・シバラクである。
池尻「ビストロ13区」の2号店。
場所は、祐天寺駅のはずれ、塩ケーキの「レティシア」の隣。

「volailler」(ヴォライエ)とは、飼育された鳥の総称。
ニワトリを代表に、鴨、鳩、うずら、ほろほろ鳥など。
「cibaraque」(シバラク)とはフランス語のci・baraque(シ・バラック。この小屋、この屋台)という言葉のもじり。
つまり、ジビエでなく飼育された鶏料理を提供する鳥小屋という意味だそうだ。

お店に入ると、その名の通り、小屋な感じ。
入り口のテーブル席は、廃材のようなテーブルに古びた椅子。
長く奥まで続くカウンターは、まさに屋台の雰囲気。
フランスの田舎の本物のビストロって感じ。
(フランス行ったことないけどw)

黒板には、鶏を使った肉料理を中心に、いろいろ書かれている。
せせりのサラダ、いきなり美味い。
せせりとは、鶏のネックのお肉で、
焼き鳥屋へ行ったら、僕は必ず頼む部位。

リエットでワインをちびちび。
ここのリエット、鶏の胸と皮で作られている。
リエットといえばフツーは豚。
だが鶏なので、脂っこくなく、かといってパサつかず、
素晴らしい。

レバーのパテ、砂肝やハツ、うずらの肉料理なども気になるが、
秀逸だったのは、お店のお兄さん(イケメン)のおすすめ、
ブーダン・ブラン(写真)。3種類のソーセージ。
黒いブーダン・ノワールはよくあるが、ブーダン・ブランは、見てのとおり白い。
鶏の胸肉をキレイにミンチし、卵白と生クリームで作るらしい。
肉汁が甘く優しく、フワフワで、鶏なのに、鶏らしくないのがいい。

余談だが、ワインの「ブラン・ド・ブラン=白の白、「ブラン・ド・ノワール」=黒の白って
のを知っておくと、モテる。いやモテない(笑)

ここ、ワインがリーズナブルで品揃え豊富。
各自、冷蔵庫をのぞき、ボトルに手書きで書かれた価格を見て、
選んだりするのも楽しい。安いし。
大阪・羽曳野産のワインがあった。
大阪でワインを作っているとは、知らなかった。

お客さんも、わざわざ遠くから、というよりは、
馴染みのご近所さんな感じ。

なんだか農家の納屋で、近所の仲間が集まって、
自分らで作った作物を飲み食いしてるような、そんな不思議な雰囲気のお店だ。

デートにもいいが、女子会、男子飲み、ファミリーにおすすめ。


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