ラス(表参道) | すずきBのブログ「B's Blog」 Powered by アメブロ

ラス(表参道)


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エンジン01 というイベントを観に、浜松へ帰省した。
川島なお美さんをはじめ、秋元康さん、林真理子さん、山本益博さん、山田宏巳シェフなど、
総勢150名もの各ジャンルのトップの方々が、
3日間に渡って「授業」や「講演」をするというイベント。
1つの授業料は、たったの500円!
大学の教室を使い、受けたい授業を受けられる。

久々に予備校生になった気分で、あれこれ受講した。
地元にちなみ、浜松餃子とワイン、うなぎとワインを合わせるコツなども
披露してくれた、なお美センセイのワイン講座もオモシロかったが、
圧巻だったのは、マスヒロさんナビゲートによる、
「すきやばし次郎」小野二郎さん(87歳)と、「野田岩」5代目、金本さん(84歳)をお招きしての、
これが最初で最後、世界でひとつの、まさに世界一受けたい授業(笑)。

うなぎの街「浜松」で、「浜松出身」の二郎さんを共演させちゃうあたり、
さすがマスヒロさんだ!
二郎さんの映画も公開中で、タイムリーな話題満載だった。

皆さん、ノーギャラで浜松に集まり、
終わってからの「浜松の夜」を皆さんで満喫。
「夜学」ならぬ「夜楽」という、参加者みんなでの食事会もあり、
我が故郷・浜松で、「浜松餃子」とワインを合わせながら、
不思議な夜を楽しませていただいたw

そんな今日この頃。
今、予約が取れないと有名な「ラス」へ。
骨董通りから1本路地を入ると、
外から見てカフェのようなガラス張りの店。

余計なものを削ぎ落した、という言葉がしっくりく感じの、
カジュアルフレンチ。
テーブルに座ると、カトラリーは、なんと、各テーブルの下の
引き出しに納められていて、
テーブル上が、つねに効率的に料理が置けるようになっている。

こうすることで、テーブルが小さくてよくなり、
その分、店内を有効に使える仕掛けなのだろう。

メニューも、おまかせ1コースのみ。
最初のアミューズが、この店の名物。
袋入りのお菓子のようなものが出て来て、
破ってあけると、ハーゲンダッツのクリスピーサンドにも似た、
実は冷製のフォアグラ。
濃厚なフォアグラの甘みが舌の温度でじんわりとろけていく。

印象的だったのが、アンコウ(写真)。
じゃがいもとパプリカの泡ソースでいただくのだが、
ペッパーの辛みと、舌触り軽やかで味は濃厚なソースのバランスがいい。

実に無駄のない料理とシステム。
「俺のフレンチ」など、最近は、削れるとこを削って、その分、素材にコストをかける、
的なお店がブーム。
そんな流れの1つといった感じ。

記念日ではない、日常的なフレンチにいいかも。
遅い時間は、わりと予約が取りやすいね。