かのふ(恵比寿)ほか
■かのふ(恵比寿)
恵比寿の、喧噪から離れた場所にある。
屋号に、「くずし割烹」とつく。
割烹は敷居が高いイメージがあるから、もっと気楽に来てほしい、
という意味合いがこもっているのだが、
なかなかどうして、割烹と並ぶ、
いや割烹を超えるのでは、と思えるご主人の魂がこもった料理、
お酒、器の数々に、驚くばかり。
写真は、「鰆」(さわら)の幽庵焼き。
魚へんに春と書くので、春が旬の魚と思いがちだが、
旬は今。冬が旨い。
じゃ、なんで春と書く?
昔、サワラは、産卵のため、春に一斉に、瀬戸内海に入ってきて、
バンバン跳ねた。その姿があまりに印象的で、春にやってくる魚ということで、
魚編に春となった。
春の鰆もいいが、冬の鰆は、「寒サワラ」と呼ばれ、より珍重される。
今日の、香山さん絶賛の鰆も、いい感じに脂が乗り、
その身にタレがからみ、実に美味い。
ちぢみホウレンソウと、コールスローが添えられているのだが、
これが実に箸休めとして優れた食感、さっぱり感。
こういう意外な組み合わせの研究を日夜してる香山さん、
この日教えてくれたのは、クリームチーズと南高梅のみじん切り。
これまた衝撃の相性。
ご一緒した、富山出身で魚に詳しいKさんや
Y編集長も大満足してくれた。
★★★
■キッチンセロ(目黒)
仕事帰り、一人でふらりと立ち寄って、
たまったメールを返したり、
今日やらなきゃいけない宿題についてボーっと考えながら
胃袋を楽しく満たしたいな~と思ったら、ほぼここへ行く。
帰り道の目黒駅近く。
カウンターに座り、気さくな女将やシェフと、
食べたいものをなんとなく伝えれば、
いい感じでチョイスしてくれ、
それに合うワインがセレクトされる。
量をハーフにしてくれたり、うちのお袋に頼むように、
あれこれ、我がまま言えるのがいい。
今日は生姜料理が食べたい。
と、「肉巻き生姜のフリット」と
「丹波黒鶏と根菜のマリネ はちみつ生姜で」
をいい感じの量で出してくれた。
メインのお肉(ラムチョップ)も、
うん、ちょうどその量食べたかったって量だし、
〆のパスタも最高。
閉店まぎわまで、いつも混んでるのだが、
1席ぐらいなら、いつも何とかしてくれるのもいい。
★★★
◎お知らせ◎
■12月9日(金)19:30~
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■12月13日(火)19:30~
恵比寿の会員制バーにて、すずきBが1日バーテンします。
興味ある独身の方は、info@uminers.com までお問い合わせを。