ワイン＆キッチン びーふてい（中目黒）

ある人が言っていた。

「Twitterは現代の長屋。遠くの人とも長屋に暮らしてる気になれる」と。

なるほど。

昔はみんな長屋に住んで他人のプライベートをのぞき見て暮らしていた。

確かに、ツイッターでフォローしてると、

その人が、今ここでメシ食べてる、今仕事を終えて帰り道、

今、映画を見ようか迷ってる、今、酔っぱらってる、

……などなど、まさに長屋感覚で私生活や、頭の中までのぞけてしまう。

で、僕の長屋の住人さんたち（フォロワー）から、

たまにメッセージをいただくのだが、実に照れ臭い。

このブログとは違って、どうでもいい愚痴や下ネタ満載なので(笑)

しかも、被災地の避難所暮らしの人から、

「Bさんのつぶやきに癒されています」ってメッセージもらったときは、

いいんだろうか、と悩んだものだが、笑ってもらえてるなら、ま、いっか(笑)

そんな今日この頃。

会議終わりの２２時、一人でも寄れる、いい店をまたも中目黒に発見。

中目といえば、焼き肉激戦区。

黒毛和牛の一頭買いで知られる老舗「びーふてい」が有名だが、

その３代目が、今までと違うコンセプトで店を出した。

場所はTSUTAYA並び、「びーふてい」の２階。

焼肉屋というより、ワインバーのようなウッディな内装で、

カウンター10席ほどと、テーブル4つかな。

ここの素晴らしさは、３つある。

まず、最高ランクの和牛を、串焼き一本から気軽に楽しめること。

そして、焼肉屋と違って、厨房でプロが一番いい状態に焼いてくれるので、

焼き加減がいい。

さらに、カウンターがあってグラスワインも旨いので、

ワインバー的に使え、１人焼肉してる背中が寂しくない(笑)。

（そういえば上野に一人焼肉専門店が出来たな）

で、まずは、定番のユッケDEタルタル。

コルニッション（小きゅうり）ピクルスと、オニオンがいいアクセント。　

甘くて濃厚、ワインは赤にも白にも合う。

タンのリエットをバケットにつけて、

泡をちびちびやりながら肉を待つ。

美味いものは、料理の顔に出るというが、

中落ちサイコロステーキは見るからに旨そう。

１階びーふてい名物で、中落ち肉をシェフが炭火で焼く。

よい脂分と、肉の繊維質。

和牛の赤身（写真）も素晴らしい。

タレ選べるが、ワサビがおススメ。

肉を常温に戻してから焼いてるだけあって、

噛んだ瞬間、肉の香りがふわっと広がる。

焼肉というより、ステーキ。

僕の超お気に入りは、上ミノのアヒージョ。

アヒージョとは、スペインバルなどでおなじみ、

陶器でぐつぐつ出てくるオイル煮料理。

焦げ目がコリっとして噛むとジュワー。

レベルの高い上ミノが、アヒージョになると

こんなに旨いのか。

〆はハヤシライスやガーリックライス。

麺ものがあったら嬉しいのだが(笑)

２時までやってりワインバー、

「モノポール」まで歩いて食後酒＆パスタで〆てもいいね。

この店、一人でもいいが、煙臭くならないからデートでもいい。

超コストパフォーマンスがいいので、

気軽にいつでも行けるのがいい。