ピッツァマン(大井町)
掃除や洗濯など、家政婦のように、やってもらっているのだが、
中でもご飯の支度が、異常に助かる。
料理が、全で美味い。
米の炊き方、魚の焼き方、味噌汁、煮物、揚げもの、酢のもの、
梨の切り方から保存の仕方に至るまで、全て完璧。
特にナスとピーマンの炒め物に、泣きそう。
同じ冷蔵庫にあるもので、ここまで違うのかと驚く。
だが僕が、あまりに「美味い、美味い」言うもんだから、
横で、妻と娘が二人して同じ顔でニラんでいる。
我が家が、ちょっと内紛状態。
でも仕方ない、男はだいたい、マザコンだ。
そんな今日この頃。
ピザ、いやピッツァのカリスマ、中目黒「聖林館」(元サボイ)の柿沼氏が、
大井町に新たなピザ屋を出した。
なかなか夜は予約が取れず、2週間待って、
やっと行けた。
着くと、テイクアウトのお客で外には行列が。
以前、ソロモン流でも特集してたが、
店の外観に、まず驚く。
まるで、飛行機のガレージみたいな作り。
シャッターがあって、一番奥に、特製のピザ窯が鎮座している。
それは、まるで神社のご本尊の様相。
聖林館はラセン階段でせまい空間だが、
こちらは、広々としている。
テーブルや椅子は、カフェのような簡素なもの。
メニューは、あのバインダーで閉じてるやつ。
中身も、ほぼ聖林館と同じ。
イイダコとトマトの前菜や、
苦みの効いたルッコラのサラダをつまみながら、
ピッツァが焼きあがるのを待つ。
聖林館と同じく、
ピッツァは、マリナーラとマルゲリータの2種類だけで、
これは、実にシンプルで、ごまかしが効かないピッツァ。
これのみで勝負する理由は、
具で食べるのではなく、生地の美味しさを味わって欲しいというオーナーの願いから。
まずはマルゲリータから。
うん、実にシンプルなのだが、だからこそ、他にない感じ。
フチが厚めの生地は、もちもちでしっとり。
焦げたところのクリスピーさが香ばしく、モッツアレラは軽やかな風味でありながら、
深い余韻が残る絶妙な味わい。
一方、マリナーラだが、これ、イタリア語で漁師という意味。
アッラ・マリナーラっていうと漁師風っていうことで、
シーフードの入ったソースを指すことが多い。
でも、マリナーラと呼ばれるピザは、
元々、漁師さんのお弁当だったパンの上にトマトソースとにんにくとオレガノをのせたものがルーツ。
ということで、トマトソースとにんにくとオレガノのピザ。シーフードはのってない。
オレガノとニンニクがピリッと効いてて、美味し。
初回は、何かとあれこれ頼みたくなり、
パスタまで頼んでしまい、お腹一杯。
でも、ここは、ピザ余ったらお持ち帰り出来るのでご安心を。
ここは、デートいうよりは、仲間や、子連れファミリーとかでわいわい楽しむ感じで、
ランチもいいかも。
ランチは、すごく安いし。
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