６７餃子（広尾）

昨日、グラハム・カーの、

「世界の料理ショー」DVDボックスが、

やっとアマゾンから届いた。

これは、７０年代にアメリカで放送され、

日本でもそのあと吹き替え放送された、伝説的料理バラティ。

いわば、現在の料理バラエティのルーツ的番組。

僕は、リアルタイムでは見てないが、

再放送や、「まる見え」などで何度かチラチラ。

で、やっと、ちゃんと見れた。

スゴイ。

ほぼ１カメで、出演者は、グラハムカーただ一人。

一人しゃべりで、料理を作りながら、食べながら、

世界の料理を紹介していくのだが、

いろんなエッセンスがそこにある。

解説読んで知ったが、この番組の企画・プロデュースは、

グラハム氏の奥さん。

浮気ばっかしてたダンナ。

夫婦仲を修復するために奥さんが考えた企画だそうで、

番組内でのアクシデントは、嫁がこっそり仕込んでたらしい。

…ほう。

ちなみに、あのトシヨロイヅカのトシさん、

パティシエになるきっかけは、この番組だったそうだ。

そういうシェフって多いのかもね。

そんな今日この頃。

ある番組で餃子を取り上げるのだが、

餃子レシピでさんざん会議してると、

つい会議後に、餃子が食べたくなる。

夜１１時、羽つき食べたい。

でも蒲田は遠いな。

広尾に、たしかあの「蟻月」がプロデュースする、

美味い餃子屋が出来たって聞いた。

１２時までやってる。

パーキングも目の前にあるし。

行ってみよう。

え？

どこが入口？

まさにウナギの寝床。

お客で封鎖された入口から、なんとか奥のカウンターへたどり着く。

６７とは…

６７代横綱、武蔵丸。

実は、武蔵丸がオーナーか何からしく、

働いてる人も、力士系。

まずは酢もつ、めちゃくちゃ美味し。

蟻月だもん、当然。

で、ハムカツ。

これは、マスタードでいただくのだが、

ソースがあったら、僕はうれしい。

いよいよ、餃子である。

鉄鍋の、あっつあつの中に、

小ぶりのが、まあるく並べられ、

ポン酢にゆず胡椒を溶かすタレと、

辛味噌と、２種類でいただく。

羽はないけど、ひと口サイズで実に食べやすく、

中のジューシーさは、なかなか。

でも、これを超える美味さなのが、

実は、とんこつ炊き餃子。

蟻月のもつ鍋スープを彷彿とさせる、

白濁したとんこつスープに、

もっちり系の皮の、炊き餃子が泳ぐ。

もやしや、ニンニクの茎などと一緒に、

スープと流し込む。

皮のもっちり感と、ニンニクの香りがたまらん。

〆は、残ったスープに、ちゃんぽん麺を投入。

だが、これは、茹ですぎ注意だね。

熱々鍋なので。

ああ、食べすぎた。

しかし夜中にどんだけ食ってんだ（笑）

…やば、俺の腹が力士系かよ。

なんだそれ（笑）

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