麺処・三四郎(小川町)
最近、いろんな場面で「不景気」を感じる。
例えば、飲食業の知人たちに会うと、
「最近、厳しいですね」と、みんな言ってる。
以前のように、領収書が落ちないらしく。
そんな中、ラーメン屋さんは、みんな「いや、全然、影響ないっすね」って
笑顔で答える。
確かにな。
前より、高い店に行く数は減っても、ラーメン屋に行くのまで我慢はしないもんな。
逆に、1食を、人気ラーメンに行くことで、ちょっとした幸せ感じれるもんな。
ラーメン業界は、不景気に強いって、
ラーメン王も言ってたな。
そんな今日この頃。
かく言う僕も、2か月ぐらい前から、
携帯の「超らーめんナビ」にハマり、
ちょっと時間が出来ると、つい人気ラーメンに行きたくなる。
これ、すごくよく出来ている。
自分の今いる場所から、
一番近いラーメン屋も探せるし、
近い場所で、人気ランキング別でも探せる。
最近、仲良しのラーメン職人が、新しい店を出した。
「中村屋」の中村くん。
秘儀「天空落とし」で日本一有名な、イケメン・ラーメン職人。
ずっと、地元・海老名にこだわり、
都心に出店しなかったのだが、ついに今回、
お茶の水界隈に出店。
目の前にコインパークもあり、車で便利。
で、ラーメンは、中村屋らしく、
実にシンプル。
塩(うしお)と醤油(ひしお)。
そしてマサラっていうカレー味の3つ。
まずは醤油からいただく。
(まずはって何だよ。笑)
三河屋製麺所の、
いい感じのストレート麺。
スープは、脂おさえめで、醤油の香りをグっと前に出してる。
そういえば以前、「中村屋」の深いい話を
中村くんから聞いたことがある。
ある客が、一度食べたあと、また並んで食べている。
聞けば、あまりに感動し、駅まで行ったが引き返して来たそうだ。
美味しさに感動し、泣いてたという。
ほう。
確かに、中村屋のラーメンは、他のこってり、がっつりとは違い、
食べたあと、なんだかさわやか。
ここ、三四郎も、それを汲んだ、濃厚なのに、後味さっぱり系。
うん、中村くんが言ってたその客の気持ち、
わかるぞ。
てなこと思いながら、醤油を完食。
と、立ち上がると、
「ごちそうさま」を言わずに、またも券売機の前へ(笑)。
うしおを注文。
ま、焼肉屋で、カルビとタン塩頼むようなもんでしょ。
違うか(笑)
塩。
これまた、中村くんらしい、鶏のだしが効いた、
ねっとり麺にからみながら、喉ごしすっきりな塩スープ。
店を出ると、
となりに、なんだか餃子が美味そうな店。
そうか、次回は、逆にこっちで餃子を食べておいて、
三四郎、ってコースもありだな。
ん~、でも餃子は別腹だよな。
ってことで……
と、入ろうとするも、満席。
泣きながら素直に帰宅。
…なんだそれ。