二期倶楽部( 那須) | すずきBのブログ「B's Blog」 Powered by アメブロ

二期倶楽部( 那須)

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「ウィンザー洞爺」、「強羅花壇」、「蓬莱」、「ほしのや」、「あさば」、

「俵屋」、「亀の井」、「むらた」……

日本の名旅館を知り尽くした人が言っていた。


「二期、まだ行ってないの?あいてないから?

 あかぬなら、あくまで待とう、二期倶楽部。うまい」


うまいか?

まあいいや(笑)


ってことで、

2ヶ月以上前から予約し、やっと行けた。

東京から車で2時間ちょい。


ケータイの電源をオフにし、
東京をエスケープ……

てなコラムを雑誌で読んだことあるな~。
いつかマネしようと思ったけど、
できねえなあ。
僕は肌身はなさずケータイをON(笑)
いつ合コンの誘いが来るかわかんないし。
なんだそれ。
休みなのに休まらないのが僕の休み。

とはいえ、梅雨明けで猛暑の東京を抜け出し、
車の屋根を開け放っての森林浴ドライブは、
スプラッシュマウンテンより気持ちいい。

エントランスに到着すると、
ほんとにここなの?ってくらい静かなところ。

水の透明感、木々の緑、壁の黒……
これらが、はっきりしたコントラストで、
自然の中に調和している、

そして、大谷石の壁や階段、巨大なガラス、家具のウッド感に、
ぬくもりと、センスを感じる。

小川のせせらぎと、
ひぐらしの鳴き声を聞きながら、
東館へ続く散歩道をぷらぷら。

足元の、埋め込まれた線路の枕木が、
いい感じに朽ちているのだが、これ、かつてホントに線路に埋まってた本物。
廃材らしい。
鉄道好きにはたまんない。
リスやうさぎに会えるという、森の中の露天風呂。
目の前に広がる森……
さっきまでの猛暑を忘れる爽快感である。

風呂がいくつかあるため、
部屋は満室なのに、それほど混んでる感じがしないのもいい。

部屋には、茶室もあり、
目の前に広がる景色も、中庭も風情あり。

どこを見ても、
何をしても全てが落ち着く。

大人のディズニーランドだ。
ミッキーは、森の中のリスとうさぎだ。
違うか(笑)

料理も最高。
元パークハイアットの宮崎シェフ、天才だ。
2皿目。

●夏の旬鮮魚の燻製とマリネ 二期の林で摘んだヨモギの手打ちパスタ
 放し飼い那須御養卵 菜園の採れたて小野菜 果実とイクラをちりばめて
 夏みかんのジュレ ワサビとシソの薫るヴィネグレット。

これで1品の名前。長くて覚えられない。
でも、味は完璧に覚えている。

白身魚の燻味のつけ方が、鮨屋も舌を巻く腕前。
この燻香。
目を閉じて思い出すだけでヨダレが出てくる。
夏みかんジュレと、ワサビ。
意外な組み合わせだが、食べたら口の中にすがすがしい夏の風がそよぐ。
ホント。

噂には聞いていたが、

こんなに素晴らしいとは思わなかった。


あ、どうでもいい話だが、
二期倶楽部にいる間、一緒に行った彼女が、
ずっと、こぶ平の二木ゴルフのCMソングを、
「♪ニキクラブ」に替え歌して歌ってたな。

アホか(笑)
まったく正反対のセンスなのに。