（汁）ハレノヒ( 西麻布)

僕らの会議でよく飛び交う言葉。

「最近、○○に、数字ある」

最近だと、「エドはるみに数字ある」

「雑学クイズに数字ある」などと使い、

意味は、「番組に、エドはるみを出すと、視聴率が取れる」

という意味。

以前、テレビ東京の「路線バスの旅」が１５％取り、

見たら確かに面白い。

参考になる部分が多々あったので、

そんなのも交えつつ、

「路線バス、いま数字あるでしょ」って、とある会議で発言してみた。

すると、数週後の、同業者さんのテレビ誌コラムに、

「路線バスに数字あるとか言うやつは、才能がない」

「そもそもこの仕事は、数字のないものに数字をまとわす錬金術」

って書いてあって、ドキっ（笑）

言ってるの、俺だよ！

かたじけない（笑）。

そんな今日この頃。

「メシ業界で、今、コラーゲン鍋に数字がある」

と言われている。

うそ（笑）

「コラーゲン鍋をやるとお客が集まる」

と言われているのはホント。

「数字がある」

「客が集まる」

「流行ってる」

って言葉、大好き。

ついこの目で確かめたくなる。

そんな店の筆頭が、

（汁）ハレノヒ。

マエジル、と読む。

超有名なのが、中目黒店。

しかし、全然予約取れねえ。

と思ってたら西麻布にも出店。

こっちは、まだ予約取れやすい。

とあるグルメＰと、女子と、

行ってみた。

お客の８割が女性。

女子同士も多い。

わかる気がした。

何せ“うまい”。

＝美味いし、上手い。

メニューがオモロイ。

そして、安い。

驚きのコストパフォーマンス。

鍋にいたる前の、サイドメニューが、

びっくりするぐらい豊富。

例えば、

大山鶏の鶏皮ポン酢とか

食べてるうちに、なんだか肌がプルプルしてきそうな

コラーゲン含有量。

ここの鶏は、朝しめたものらしく、実に新鮮。

クリームチーズと塩昆布なんて、

家でも出来るなんてことないつまみなのだが、

やけに酒が進み、

テンション上がる。

そして、すべてのポーションがほどよい。

から揚げや海老マヨなんて、

４人だと、ちょうど１キレずつになってるのが、さすが。

なので、少しずついろんなのが食べられる。

メインのコーラゲン鍋も美味いが、

さらに僕らが頼んだ、ビースト鍋も、

ピリ辛で、男の味。

平均して、ヘルシーな薄味になってるので、

塩や辛味噌など、自分のお好みに調整するのが、

また楽しい。

コラーゲン鍋（２人前）を食べ、

〆に行かずに、

ビースト鍋に行き、

辛味噌増量していって、

〆に韓国麺。

ちょいアルデンテに茹でると美味い。

ガシガシ来る感じ。

スープが少し残ってる。

ってことで、この、あらゆる旨みとコクが凝縮された、

トロットロの辛いスープでおじやにしよう。

ご飯と生卵を追加。

これがなんと、ヘルシーな十穀米。

添えられてる細切りの大葉であっさりし、

何とも美味。

そうそう。

〆と一緒に韓国海苔を注文すべし。

胡麻油と塩がいい感じになじみ、

さらに美味しくなるので、お試しあれ。

ビックリする安さ。

「数字ある」のも分かる。

じゃなくて「客が集まる」のも分かる。

女性が集まると、人が集まる。

そして、「路線バス」と「ハレノヒ」に共通するのは、

安さ。

勉強になった。