すきやばし次郎(銀座) | すずきBのブログ「B's Blog」 Powered by アメブロ

すきやばし次郎(銀座)

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三ツ星を取ってから、
大変なことになっている。

人づてに、そんな話は聞いていた。
全然予約が取れないと。

取材も殺到し、82歳の小野二郎御大は満身創痍だと。
もう、御大が握る姿は、見れないんじゃないかと。

以前、番組でもお世話になり、プライベートでも御大の芸術作品を、
何度か味わった。
しかし、三ツ星を取ってから、どうなったんだろう。
見ておかなければ。

ここで、「次郎」デビューしたい方へのアドバイス。
予約を取るなら、
平日の17時半が、わりと取りやすい。

遅刻は厳禁。
なぜなら、客が到着する時間から逆算して
「ヅケ」をスタンバイするから。

今日も遅刻しないよう、早めに向かい、
3分前に到着。

お!
小野二郎御大が握ってくれるようだ。
これはラッキー。
某出版社の編集長でもヨシカズさん(長男)だったらしい。

鮨は「おまかせ」で、
最初っから握りを堪能。
ツマミなんてない。

そして、握ったら間髪いれずに即食べる。
次の鮨が出来る間は、御大の器用な手の動きを見る。
82歳で現役、小野二郎という人間国宝級の匠のワザを。
これが「次郎」の楽しみ方。


ひらめ、すみいか、いなだ、あかみ、中トロ、
大トロ、こはだ、煮はまぐり、あじ、車えび、
さより、たこ、さば、赤貝、ウニ、こばしら、イクラ、
あなご……

ここで僕は、追加リクエスト。
やっぱり、あの車えび。
あれは美味い。
かなりでかい、大車えび。

温度は人肌。
頭とおしり、二つに切って出されるのだが、
これは、頭から食べるべし。

味噌の甘い香りを鼻のあたりに残したまま、
しっぽを食べると、美味いのだ。

最後はたまご。
海老のすり身が入ってる、甘くて濃厚な、
これはいわば、次郎のデザート。

時計は…18時半。
1時間の舞台を楽しんだ。
そんな感じ。

……夜、腹が減る。
ラーメン食べたい。
自由が丘へ。

最近の自分、なんだろ?
食べたいものを食べる病。
我慢ゼロ。