炭火マルイチ（東北沢）

いろんな人と、いろんなもん食べて、

いろんないい言葉を聞く。

ある日の深夜、

「夢をかなえるゾウ」著者、水野敬也くんと鮨。

彼曰く、

禁酒、禁コン（笑）で、

ホテルに缶詰。

ストイックに追い込むことで、生まれるものがあるらしい。

そんな自分を「坊さん系」と言っていた。

なるほど。

「僕は何系？」と聞いたら、

「欲望系」だって。

確かにな（笑）。

ちなみに「欲望」は、

毎朝走ることで、消えるんだとさ。

ある夜、ある芸人さんの誕生会を仕切る。

収録が押し、主役は遅れての登場。

日本一多忙な女性タレントさんも参加。

いいこと言ってた。

「お世話になった人を裏切れないから、

感謝の気持ちで男を我慢」

衝撃的。

ちょっと感動。

今人生で一番モテる時期に、

あえて禁男。

偉いな。

尼さん系だ（笑）

売れてる人、乗ってる人、

みんな、スゴイな。

今日見た「プロフェッショナル」（音楽プロデューサー武部聡志）でも、

いいこと言ってた。

TKの打ち込み系全盛期、

仕事が減って悩んでたら、

ユーミンに言われたらしい。

「流行ってるからと飛びつくと、

自分らしさが薄まるからやめろ」と。

武部さん曰く、

「得意な人には勝てない」って。

いい番組だ。

料理も同じ。

そんなことを思った、

ホルモンが得意な店。

マルイチ。

この店に行くと、メニューにいろんなお肉があり、

あれこれ食べたくなる。

でもここ、ホルモンが図抜けて美味い。

すいてる時間に行くべし。

肉に超詳しいおばちゃんが一人いる。

このおばちゃんを独り占めすべし。

目の前で丁寧に説明しながら、

焼き加減を見ながら、

１つ１つ焼いてくれる。

ホルモンの盛り合わせ。

これは、タレもいいが、塩も最強に美味い。

他の店のホルモンが、

食べれなくなるほど。

豚のおっぱい…まるでミル貝のような食感。

シビレ…フォアグラか、白子か、って感じのトゥルトゥル感。

ギアラ（第４の胃）…噛むと旨みがあふれ出て、それでいて

歯を跳ね返すプルプルな弾力が、何とも言えない。

ただし、ちょっとした焼き加減で、

この美味さは大きく変わるので、

焼きすぎに注意。

この店に行ったら、

浮気は禁物。

とにかく「ホルモン」を軸に、

それを盛り上げるフォーメーションでオーダーすべし。

そう、坊さん系で、ストイックに（笑）

〆は極細冷麺で、和と韓、二段階の味を。

僕も少しは

私生活に「坊さん系」を取り入れねば、

カラダがやばい。

無理か。

たぶん三日坊主（笑）。

まあいいや。