龍吟(六本木) | すずきBのブログ「B's Blog」 Powered by アメブロ

龍吟(六本木)


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どうでもいい話だが、

我が「オフィスB」には、代表の僕と、

実に優秀な若き料理評論家(通称・天才)と、

まだまだ駆け出しのお抱えシェフ(通称・お抱え)が所属している(笑)。

さらにどうでもいい話だが、

そんな弱小事務所のお抱えが何やら記念日らしく、

連れてけとしつこいので、「龍吟」を予約した。

今秋発売「ミシュラン東京」の星取り有力候補店として評判の日本料理。

今日は事務所総出のお祭りってことで、個室を予約。

なぜなら天才は、フロア席で食事するにはまだ若い。

成人するまで、あと16年(笑)

なのに彼女は、「ミッシェル・ブラス」、「かどわき」、「ラ・グラディスカ」、「あら輝」、

「祇園丸山」、「俵屋」、「強羅花壇」、「蓬莱」、「亀の井別荘」など、

名立たる名店・名旅館の料理を食べている。

その甲斐あってか、16年先まで飲めないワインの、

グラスの回し方やテイスティング方法を心得、

味覚は僕より優れている(笑)。

このままだと、来栖けい、小石原はるか、犬養裕美子を超える勢い(笑)


この日も「龍吟」のサプライズ・クイズに見事に正解。

写真の、うなぎに添えてあるコルク。

これ、実は食べられる。

何だと思う?

僕は食べて悩んで、やっと分かったのだが、

天才は、食べずして一発正解!

これ、実はゴボウ。

天才いわく、香りで分かったらしい。

コルクそっくりに焼印を印字してあるのに。

写真のうなぎがスゴイ!

山本シェフ自ら現地に赴き、選んだ吉野川の天然うなぎを、

細かい隠し包丁を入れ、うなぎ自らの脂で、表面パリパリの

キャラメリゼ状態まで焼いてあり、

あれは、僕にとって世界一美味い、うなぎの蒲焼。

前菜の

●ガラスの缶詰入りほうれん草

から始まり、塩分濃度2%(普通は7%)という世界一フレッシュで大粒な

●極上キャビア

アイスのコーンを包む円錐の紙(コルネ)で包まれた、

●フカヒレのフライ

デザートの

●りんご飴風シャーベット

まで、すべてが最高のおまかせコースだった。

さて、そんな今日この頃、

天才のマネジメント方法について、僕は以前から悩んでいた。

あまりに悩んで毛が抜け、おでこがテッカテカ。

うそ(笑)。

世の中、いろんな意見がある。

揺らぐべきではないが、いろんな意見に耳を傾けることも大事。

で、今日それ系の本を何冊も買い込んで読んでみた。

ネットの記事ものぞいてみた。

いい事が書いてある。

いい事を言う人がいる。


で、それほど悩まなくていいことを実感(笑)

ある人は、それを「受験勉強」に例えてこう言っていた。

グズってはいけない公共の場で、

グズる子を、ピシャっと叱って黙らせるのは、

受験勉強で言う「丸暗記」。

一方、子供と同じ目線で、なんでグズってるかを聞いてあげ、

理解してあげた上でダメ出しするのは、

受験勉強で言う、「物語の背景を理解した上での記憶」。

即効性があるのは、前者。

もちろん受験には強い。

しかしすぐ忘れる。

一方、「物語の背景記憶」の場合、面倒で時間がかかり、

即効性がない。

人には要領が悪くも見え、苛立たせることもある。

「なんでもっと叱らないの?」と。

しかし丸暗記と違い、ずっと忘れない。

…なるほど。


「子どもが育つ魔法の言葉・100」って本もお薦め。

とても読みやすい。


感受性豊かな子にするためには、

親が上から物を言ってはいけない。

親がナメられてもいけないが、

親には何でも話せる関係が大事らしい。


ほう、そういえば僕の親もそうだった。

甘いというか、野放しというか…(笑)

でも尊敬できる、オモロイ親だった。

子供のわがままは、

見方を変えれば、自己主張らしい。


「あまりかん」を読むと、その著者は子供の頃、

松本人志もビビるワルガキだった(笑)が、今や日本一の放送作家として活躍している。

いや、むしろ自由奔放なその環境が、あの才能を生んだと思う。


聞き分けのいい子が、立派な大人になるとは限らない。

何が正解か、誰にも分からない。


十数年後に答えが出る、ワイン作りのようだ。

…違うか(笑)。


そういえば、今出ている「女性自身」に、「トシ・ヨロイヅカ」のトシさん、

数ページにわたって、カラーで特集されてる。

痩せてカッコよくなった(笑)





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