萬来園(大井町) | すずきBのブログ「B's Blog」 Powered by アメブロ

萬来園(大井町)

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ある女性誌のグルメな編集者が、
「好きな中華どこ?」と聞いて返ってきた店の名前で
その人のグルメ度がわかると言ってた。

もしもこの店名が返ってきたら、
一目置くらしい。
ここを予約できるってだけでも、
ちょっと自慢らしい。

メニューはない。
とにかく最高の食材で、
最高に美味い料理に仕上げる。
とのこと。

ものすごい行きたい。
でもなかなか予約が取れず
1年以上行けなかったのだが、
ついに行くことに。

びっくりした。
駅前の商店街の、
なんと、
牛丼の「松屋」のとなり。

しかも外観は、
街場の中華定食屋。
店頭に、古びたロウのディスプレイさえある(笑)。

中も普通。
しかし、目の前にある厨房が、
なんだかやけに活気がある。

親子で中華なべを振っている。
その姿が、普通じゃない。

出てくる料理も、すごい。
日本で見たこともないような野菜を使い、
食べたこともない
極うま中華に仕上げている。

化学調味料を一切使わない。
それがこの店のこだわり。
そのかわり、
干し魚、干し貝柱など、
自然の恵みともいえる旨味の元を駆使するので、
手間と時間と、
お金がかかっている。

聞いたこともない、カンランツァイとか
モロッコインゲンって野菜……食感がすごかった。

焼きレバーも新鮮。
豚肉とスイレンの茎の炒め物。
なんだこの旨味は。

カキフライは、ふわふわで、
ほとんど生。
カレー風味なのが郷愁をそそる。

そしてフカヒレの姿煮、とっても濃厚。
少しご飯をいただき、
かけて食べた。
見た目はお下品だが、
わかりやすく美味い!

おなかいっぱい。
14品食べたらしい。
断らないと、どんどん出てくる。
わんこ中華(笑)

二人で○万!?
福沢諭吉が1、2、3、4……
店の作りや場所からは想像できないお値段。

これを「高い」というのは簡単。
でもその値段の意味は翌日わかることになる。

あれだけ食べて、
胃にもたれない。
さわやか。

これも自然の恵みで作られているから。
化学調味料を使った中華を食べたあとの、
あの舌がしびれる感じや、
胃が重い感じはない。

ま、ぜいたくな話だが(笑)

店の外観と値段のギャップ、
今年1位だ。