なぜ三度も同じホテルに行って飽きないのか、ましてやまた行きたくなるのか。(前回の続きです)


 それは、お部屋の快適度はいわずもがな。とにかくバスルームが広く、加えてオールスイートという設定なので洗面台が2個、トイレも2箇所にあります。これありがたい。その他にプール、図書館、フィットネスと充実しているからです。ホテルから一歩も出なくても充実した一日が過ごせます。


 フィットネスや文化的なプログラムが毎日組まれています。ほとんとが無料です。仮に全部参加したら、あなたの一日はとても忙しくなること請け合いです。(笑)

 たとえば毎朝、ヨガかストレッチがあります。私は滞在中の毎朝8:00から1時間、こちらに参加。もったいないことにほぼマンツーマンでした。週に1度タイボクシングの時間もあり、キックを体験してきました。これも参加者が私だけなのにスタッフは2名、したがって息があがりっぱなし。他に腹筋三昧とか足ツボとか瞑想とか。有料なのは料理教室くらいだったはずです。


 プールが2つあって、どちらもざばざば水があふれていて、塩素の臭いもなく幸せに漂えます。デザインも素敵です。ただ片方は水深1.8mまで深くなっているので水が苦手な私のような人は浅いほうでちゃぷちゃぷしているほうがいいかも。


 圧巻は図書館です。日本映画のDVDもたくさんあります。やっと黒澤監督の作品をしかと観ました。「影武者」「7人の侍」です。「7人の侍」のほうには途中「休憩」っていう文字が画面いっぱいに出てきました。集中して観ていたので少し驚きました。昔は休憩が映画の途中に「あったんですね。あ、トルコでは今でも途中休憩があります、そういえば。


 先日東京都写真美術館で観て来た黒澤監督の絵コンテとそっくりなことを実感してきました。ご存知の方がたくさんいるのに、いまさら初歩的な感想を述べるのはほんと恐縮ですが、音楽がまたいいんですね。ズンドコズンドコズンドコ・・・こう書くと何か間抜けな気がしなくもないですが、腹に響く感じを表現しているつもりです。


 写真を載せるべきか否か・・・やはりこのまま文字で伝えることにいたしました。