『狂犬の眼』柚月裕子 著
 先日読んでハマった『孤狼の血』第二弾。
 構成がものすごく良い。
 伏線を全部拾ってくれます。
 主人公の成長ぶりというかガミさん化がまたいい。
 前作ではガミさんが亡くなってしまい、非常に残念でした。
 この作品ではどうもそういうのは無さそう・・と思っていたのに・・・のに
 
 終わりかなと思ってページをめくったらエピローグが残っていました。
 嫌な予感。
 あぁ読みたくないな、と思いました。ここで読むのをやめにしたい。
 そしてこの数ページで読後感が一変してしまいました。
 こんな、こんなことってある?

 するっていうと、完結編で消えるのは・・・・・

 でも読まずにはいられません。
 
 虎ノ門に滅多にいかなくなった今、たまに行くと激変ぶりに方向感覚からして失われます。
 もともと虎ノ門駅が苦手です。
 新橋駅か霞が関駅からスタートしないと全く分からない。
 虎ノ門ヒルズ駅なんてなかったし(笑)。

 虎ノ門ってそんなに魅力的な街なの?
 ハイアット系列のホテルも2つになりました。なんで?と思いますが、別のどこかのホテルが名乗りを上げてしまうことを考えれば、ハイアットでよかったのかも?

 休館中のパークハイアット東京のシェフがアンダーズ東京のレストランで腕を振るうと知り、お食事後久しぶりに宿泊しました。

 それはともかく、お隣のホテル虎ノ門ヒルズを初訪問。ここにもパークハイアット東京から出向しているスタッフが多くいるので会いに行ってきました。何が特異でアンバウンドコレクションなのかは不明ですが(笑)、久しぶりに会えたスタッフとお話しができて本当によかったです。本来のセクションでは、こんなに長くお話できない方もいらしたのでほんと、楽しい時間でした。
 皆さんのパーク愛が全く目減りしていないことに嬉しくなりました。
 
 いつか宿泊をしてみたいと思うのですが、なかなかどうしてか虎ノ門に足が向かないのです。
 
 本格的なカレー屋さんが増えていたりと面白そうなのですけれど。
 
 
 『老いた親の様子に「アレ?」と思ったら』工藤広信 著
 あるあると思い当たることばかり。
 私も最近両親に会うときは久しぶりのことが多く、あぁ老けたなぁ~と自分のことを棚に上げて思わずにいられません。
 
 この本では介護にまつわる法律には触れられていません。
 それは直面してからでないと頭に入ってこないからだそうです。 
 
 著者は、祖母とご両親の介護を東京と岩手という遠距離で行われ、お母様の介護は12年、しかも現在進行形。
 
 ちなみに岩手に妹さんがいらっしゃるのですが、著者が最前線で窓口にもなっているそうです。
 それは後悔したくないからだそう。
 自分のために行っているそうです。
 親のためだと思うと衝突するし、落胆するし、最悪虐待に発展してしまうから、と。
 
 そして、介護をしてよかった、と思っているそうです。
 自分の将来を追体験できているからだそうです。
 
 好きなところに自由に行ける、何でも食べられる、ということが実は当たり前ではなくて、いつか、寿命の最後の20年くらいは何かしら不自由になるということを肌で感じることができているからだそうです。

 先日読んだ本と同じことも書かれています。
 死ぬときに一番お金持ちになってもしかたない。
 お母様の認知症が軽症だったころはできるだけ旅行につれていってあげたそうです。

 統計的には私も残りの健康寿命が20年。
 日々を大切にしたいと心の底から思いました。
 近いうちに両親とも話さなければいけない。
 思わず知らなかったことにして、先延ばしにしたいくらいです(笑)。
 しかし、介護は突然やってくるものだそうです。
 他人事ではありません。